アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Prison Break 2-5 "Map 1213"

2006年09月22日 | TV: Prison Break
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2006年9月18日】※前回までそれぞれの思惑で散らばっていた脱獄囚たちが次第に集まって来るが、それがFBIにヒントを与えてしまうことに…。タイトルの番号は『Lost』と関係…ないだろうなぁ、やっぱり。以下、超ネタバレ。

ハイウェイ150号線。リンク&マイケル兄弟がユタ州に向かって(ベリックたちから奪った)オンボロ車を走らせている。これって、『Supernatural』とそっくり!?すると、今週の魔物はTバッグかな?

リンクとマイケルはラジオのニュースで(この車はラジオをかけてもOK)、アブルッチが死んだことを知る。(脱獄囚が死んでも、すぐにはニュースに流さないのではなかったの?→マホーン捜査官)

ワイオミング州。Cノートが長距離列車に乗っている。車掌が現れ、乗車券をチェックする。Cノートの乗車券は無効だったが、「窓口で手違いがあって…」と、テキトーな話をデッチあげる。

コロラド州のモーテル。トウィーナーとデブラが昨夜の情事の余韻にひたっていると、ドアがノックされる。トウィーナーが慌ててバスルームに隠れ、デブラがドアを開ける。外に立っていたのは警察官だった。警察官はトウィーナーの写真を見せ、「この人を見かけませんでしたか?脱獄囚なんですが、この近所で見かけたという通報があったので、1軒1軒たずねて回ってるんです」と言う。デブラは驚くが、「いいえ」と答える。

警察官が去った後、トウィーナーは「ベースボールカードを盗んだだけなんだ」と説明しようとする。デブラは「あたし、今から散歩に出るわ。鍵はここに置いてく。散歩から戻った時には車が盗まれていて、数時間後にどこかに乗り捨てられてるのが見つかるの。いいわね?」と言って外に出る。

リンクとマイケルがユタ州のトゥール(Tooele)地域に着くのと前後して、Tバッグも到着する。

FBIの捜査本部。マホーン捜査官はTバッグらしき男がネブラスカ州のモーテルで殺人を犯したという知らせを受ける。だが、マホーンが一番知りたいのはマイケル・スコーフィールドの行方だった。マホーンは薬が切れているのか、イライラしており、「誰か、スコーフィールドに関する情報はないのか!」と叫ぶ。すると、ITスタッフが恐る恐る、「スコーフィールドのハードドライヴが6割方、復旧できました」と報告する。

復旧されたデータの中身は新聞記事等、一見、脈略がないように見えるものだが、何か繋がりがあるに違いない。マホーンは「全部プリントアウトして、私の机の上に置いておけ!」と命じる。

ユタ州トゥール市。DBクーパーは「ダブルK農場」に500万ドルを隠したはずだった。だが、その農場はもう存在しないらしく、正確な位置がわからない。地元の住民も「聞いた事がない」と言う。マイケルは「市庁舎ビルの固定資産税課に行けば、記録が残っているはずだ」と思いつくが、リンクは「市庁舎ビルには警官がウヨウヨいるぜ」と、あまり乗り気でない。

イリノイ州シカゴ市。ケラーマンがシークレット・サービスの同僚(?)に「スコーフィールドがドクター(サラ)に連絡を取った」ことを報告し、サラとの接触が有効であることを示そうとする。ケラーマンが「私が直接、大統領に連絡する」と言うと、同僚は「いや、私が連絡する」と念を押す。ケラーマンはいつの間にか、格下げになってるのだろうか?いずれにしろ、辛い立場にいるようだ。(彼も先行きが短い?)

サラは差出人不明の封筒を受け取る。その中に入っていた鳥の折り紙の羽をめくってみると、電話番号が書いてある。マイケルが昨日、携帯電話で言ってたことと関係あるんだろうか?

麻薬中毒患者の定例リハビリ集会が終わり、ランス(ケラーマン)がサラに「パイを焼いてあげたいんだけど…」と持ちかける。サラは「リハビリの一環で、デートはできないのよ」と、やんわりと断る。すると、ランスは咄嗟に「パートナー(同性愛の恋人)のダニエルが出張で留守してて淋しいんだ」と方向転換をする。サラは「なーんだ、誤解してごめんなさい」という感じでガードを崩し、ランスを自分のアパートに招待するのだった。(ケラーマン、ゲイになりすますなんて、なかなかやるなー。)

マホーン捜査官はマイケルのハードドライヴにあったDBクーパーに関する記事を読む。そして、ペン状の薬入れから薬を出そうとするが、なかなか出て来ず、脂汗を流しながら四苦八苦してるところに鈍感な部下がやって来て、なんだかんだ質問する。マホーンはキレてしまい、部下を追い出す。

ユタ州トゥール市。デブラの車を乗り捨てたトウィーナーが街を歩いていると、Tバッグに見つかってしまう。トウィーナーは「ここは刑務所じゃないんだから、あんたに付きまとわれる筋合いはないよ」と突っぱねようとするが、Tバッグは「俺たちはお互いに必要なんだ」と言って放そうとしない。

スクレはラスベガスに向かってオートバイを走らせている。

リンクとマイケルが市庁舎に入る。警備員がマイケルの手首の刺青に気付く。2人は資料室で不動産ファイルの目次を調べ、「KK」のイニシャルを持つ男性の名前を見つける。その男性が所有する(していた)農場の地図は1213頁にあるらしい。だが、そのページは破り取られていた。資料室の係官が訝しげにこちらを窺っている。ここに長居するのはヤバそうだ。

ふと窓の外を見ると(ご都合主義!?)、Tバッグの後姿が見える。リンクとマイケルは外に出て、Tバッグを捕まえる。Tバッグは「地図なら小僧(トウィーナー)が持ってったぜ。シャベルを買いに行ったんだよ」と説明する。(Tバッグが本当の事を言ってるとは思えないが…?)

サラの父が今後の行動についてアドバイザーたちと相談している。会議中、携帯電話が鳴る。サラからのようだ。しかし、「サラがマイケルの脱獄を手伝った」ことが副大統領就任の障害になる可能性があるので、今は娘との間に距離を置いた方が良いかもしれない…ということで、電話を取らない。

サラのアパート。サラが父の携帯電話に「迷惑をかけて、ごめんなさい」というメッセージを残している時、ドアのベルが鳴る。夕食の材料を仕入れて来たランス(ケラーマン)だった。

列車の中。Cノートは隣席の女性のノートパソコンを使わせてもらい、インターネットで「ダブルK農場」の検索をする。そこに車掌が再び現れる。Cノートの話がデタラメだったことがバレたのだ。Cノートは列車の後方に逃げ、川に飛び込む。(これ、ひょっとして、『エイリアス』の最終シーズンでシドニーたちが飛び込んだのと同じ川!?)

FBIの捜査本部。「Cノートがアイダホ州を走っていた列車から川に飛び込んで逃げた」という知らせが入る。捜査官たちは「南方のメキシコに逃げようとしてるはずの脱獄囚がどうして西に向かってるのか?」と不思議がる。何か理由があるに違いない。

リンクとマイケルはTバッグを車のトランクに閉じ込め、トウィーナーを探しに行く。

トウィーナーはシャベルを買おうとするが、脱獄囚の1人だということを店員に気付かれ、シャベルで殴り倒され、奥の部屋に引きずり込まれて縛られる。だが、その時、ちょうど現れたマイケルたちに救われる。

スクレはラスベガスの教会に片っ端から電話をかけ、マリクルスとヘクターの挙式が行われる場所を突き止める。花嫁の控え室にはマリクルスの姉のテレサがいた。テレサは最初、スクレに逃げるように言うが、その熱意に負けたのか、「マリクルスを呼んで来るわ。ここで待ってて」と言って部屋を出て行く。

サラのアパート。サラとランス(ケラーマン)はすっかり打ち解けた様子だ。ランス(ケラーマン)は「これは答えたくなかったら、答えなくて良いんだけど…」と前置きして情報を探ろうとするが、あまり役に立つ話は引き出せない。そこにサラの父が現れる。

サラは父を奥の部屋に連れて行き、「リハビリの一環なの」と言ってあらためて謝りながら(「12-step program」で検索してみよう)、「リンクは濡れ衣を着せられていて、関係者が次々と死んでいる」という説明をする。父は怯えているサラを抱きしめる。(わざとらしい?)

その間、ランス(ケラーマン)は郵便物等を探り、鳥の折り紙を見つける。羽をめくってみると、電話番号らしきものがあったので、自分の携帯電話に打ち込んで登録する。だが、あとで調べさせたところ、その電話番号は17年前から不通だということがわかる。(17年間も使われないままの電話番号って、実際に有り得るんだろうか?)

ラスベガスの教会。スクレが待つ部屋に現れたのはヘクターだった。ほどなく、パトカーのサイレンが聞こえて来る。ヘクターが呼んだのだろうが、テレサによれば、マリクルスも承知の上らしい。スクレは外に飛び出し、オートバイを駆って逃げる。

FBIの捜査本部があるビルの外。マホーン捜査官は若い男から薬を受け取る。その男はシェイルズの事件(例の謎のファイル)の情報提供者で、違法薬のディーラーでもあるらしい。男が「どうして、医者に行かないんですか?」と訊くと、マホーンは「医者は記録を残すからな」と答え、「おまえは俺に薬を持って来さえすれば良いんだ」と脅す。男が「あの…薬代は?」と言うと、マホーンは「ここだ!」と言って、指を男の胸に突き立てる。マホーンはこの男の命を救ったことがあるのか?それとも、「あんまりウルサく言うと、殺すぞ」という脅しなのか?なお、この時の会話から、シェイルズの事件は(公的には)未解決らしいとわかる。

トウィーナーは結局、地図を持っていなかった。その頃、Tバッグは車のトランクの中で地図を暗記し、食べてしまっていた。(だから、身体検査をしとけば良かったのにー。)

あ…身体検査は一応、したようだが、地図は小銭入れ(下着のこと?)に隠してあったらしい。Tバッグは「今から、俺がおまえらの地図だ」とうそぶく。リンクとマイケルはトウィーナーをトランクに閉じ込め、Tバッグの案内に従って目的地を目指す。

Cノートはどうにかユタ州に到着する。スクレも間もなく着きそうだ。

FBIの捜査本部。全米地図を使って脱獄囚たちの動きを追っていたマホーン捜査官は彼らがユタ州のある地点を目指しているらしい事に気付く。大金を盗んで逃亡中だったDBクーパーはアメリカ北西部のあたりで飛行機から飛び降りたが、アリゾナ州のあたりで自動車事故で人をひき殺してしまったために、「チャールズ・ウェストモア」という偽名を使って刑務所送りになった。しかし、その金はまだ見つかっていない。おそらく、逃げる途中でユタ州に隠したのだろう…という説をマホーン捜査官は部下たちに話して聞かせる。部下が「それ、全部、あなたが解明したんですか?」と訊くと、マホーンは「いや、スコーフィールドが解明したんだ」と答える。

やがて、リンクとマイケルとTバッグは目的地付近に車を停め、歩き出す。トウィーナーはトランクの中に置いてきぼりだ。(炎天下でそんな事したら、死んでしまうのでは?Tバッグならともかく…。)

シカゴ。サラの父はアドバイザーから「リンカーン・バロウズの事件が新聞を賑わせている。彼の弁護士のヴェロニカは行方不明、もう1人の弁護士のニックは死体で発見され、息子のリンカーン・ジュニア(LJ)は殺人容疑で逮捕されている」という話を聞かされる。しかし、アドバイザーは「あまり詳しい事を知りたがらない方が良いでしょう」と言うのだった。

マホーン捜査官はユタ州に飛ぶ準備をする。マホーンの自宅の庭にある「鳥の水飲み場」(と言うのかな?)が怪しい。もしかしたら、その下にシェイルズが埋まってるのではないだろうか?

リンクとマイケルとTバッグは丘を越え、目的地に到着する。だが、なんと、ダブルK農場があるはずの土地は新興住宅街に変わっていた。だとすると、500万ドルは家の下に埋まっているか、あるいは建築業者によってすでに掘り出されてしまった可能性もある。3人は呆然と立ち尽くす。


【今日の一言】
Agent (名前不明): (マイケルのこと) Do you think he's a genius?
Agent Mahone: I think we established that when we assigned 100 agents to this case!


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トゥイナー (tinker)
2006-09-23 12:35:28
うちのほうにたくさんコメントを頂いてありがとうございます。今週は新ドラマのラッシュがあって、エピガイ書くのもたいへんですよね。たくさん見たなぁ。



ところでPBですが、トゥイナー、ヤバいですよね!死にますってあんなところで放置されたら。彼は姑息な裏切り者なので、あんまり好きじゃなかったけど、デボラに「野球のカード盗んだだけなの」って言い訳してるとこを見たらかわいそうにみえてきて、その後T-Bagに捕まったらますます気の毒で、さらにその後リンクにこづかれてトランク入れられるとこみたら、もう少し優しくしてあげてくださいと思うようになってしまいましたよ。

返信する
ところでFichtner (tinker)
2006-09-25 00:07:33
以前、わからないなぁといってたFichtnerの発音ですが、



> How do you pronounce "Fichtner?"

> Fic-ner (silent "h" and "t")



やっぱりジョウさんのフィクナー説が正しかったんだ。ファンサイトのFAQにありました↓



http://www.williamfichtner.org/old/faq.html

返信する
Tweener (ジョウ)
2006-09-29 04:43:54
tinkerさん、Tweenerはホントに間抜けというか、なんというか(苦笑)、可哀相ですよね。虐められっ子タイプなのかな?



Fichtnerの発音についてのフォロー、ありがとうございます。これでスッキリしましたね(笑)。
返信する