アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Lost Missing Pieces "Room 23"

2007年12月21日 | TV: Lost
【Verizonでの配信開始 = 2007年12月10日 ; ウェブ放送開始 = 2007年12月17日】※『Lost』のウェブ専用ミニ・エピソード・シリーズ『LOST: MISSING PIECES』の第6弾。ベン&ジュリエット編。


*『LOST: MISSING PIECES』はウェブ専用に新撮影された連作短編シリーズで、削除シーン集ではない。
*全13話。毎週、新エピソード(各2~3分)がアップされる予定。
*各ミニ・エピソードがメイン・ストーリーのどこに組み込まれるのかは鑑賞者の解釈次第。
*「PIECES」には複数の意味があるかも?
*以下、リンク先は基本的に、キャラクターの場合はLostpediaの当該ページ、それ以外は当ブログ内の当該エピソード。


Episode 104 "Room 23" (Ben & Juliet編)
Directed by: Jack Bender
Written by: Elizabeth Sarnoff
Starring: Michael Emerson as Benjamin "Ben" Linus & Elizabeth Mitchell as Juliet Burke
Guest Starring: ???


≪ノヴェライゼーション≫ (ト書き部分は勝手に付け足したもの)

ザ・ハイドラ・ステーション

警報がけたたましく鳴り響き、アザーズたちが廊下を駆け回る。

23号室の赤い非常灯が点っている。
部屋の前にいるジュリエットにベンが駆け寄り、「どうしたんだ?」と訊く。
「彼がまたやったのよ」
「やったって、何をだ?」
「わかってるくせに」
「それなら、止めるように言いたまえ」

「彼」というのは先日、トムたちが拉致して来たウォルトのことだ。
23号室に閉じ込めていろいろとテストしているのだが、その特別な能力の故に、何かと騒動を起こすのである。

「あたしは入らないわよ」
「じゃあ、ベアトリスを呼べ」
「彼女も入らないわよ。誰だって嫌がるわ。トムなんて、食べ物を持ってくのもイヤだって。皆、怖がってるのよ。
あのね、父親が探し回ってるんだから、返してあげれば良いじゃない」
「ダメだ」

父親というのはマイケルのことである。
彼は愛する一人息子のウォルトを取り戻すためだったら、何だってするだろう。

「これはあなたの責任よ。彼をここに連れて来たがったのはあなたでしょう」
「いや、ジェイコブがそう望んだのだ。彼は重要だ。特別なんだよ」
「彼は危険だわ」
「あいつはガキにすぎない。まだ子どもなんだよ」
「ただの子どもですって?じゃあ、こっち来てみてちょうだい」
ジュリエットはベンを建物の外に連れ出す。

そのドアがあるのは階段を上りつめたところだ。
ジュリエットは下方を指し示す。
そこには鳥の死骸が散乱していた。
ちょうど、23号室の窓の外である。
どうやら、鳥たちはウォルトに引きつけられて窓に激突し、死んだようだ。

ウォルトの身の回りでは、オーストラリアに住んでいた頃から、飛んでいた鳥が突然死んで落下したりすることがあったが、この島...いや、この施設の23号室に入れてから、その傾向が顕著になって来たのだ。
ウォルト本人はまだ気付いてないようだが、彼には動物の生気を奪ってしまう超能力のようなものがあるらしい。
彼の母スーザンの怪死もその能力と関係あるのかもしれない。
だからこそ、ジェイコブがウォルトに目をかけているのだろうが、このままにしておいたら、ベンの配下にも犠牲者が出るかもしれない。

ベンが「マイケルに『ウォルトを返してやる』と持ちかけて、うまく利用してやろう」と思いついたのは、まさにこの瞬間だった。


≪トリヴィア≫

*23号室は第3シーズン第7話『Not in Portland』ではカールを洗脳するのに使われていたが、その他にも実験室としての機能があると思われる。

*ウォルトがある部屋に閉じ込められて実験材料にされたという事実は第2シーズン第22話『Three Minutes』で示唆されていた。

*ウォルトが「特別」だというのは度々、言及されており、当『Lost: Missing Pieces』シリーズの『The Deal』でもジュリエットが言っている。

*第1シーズン第14話『Special』のフラッシュバックで、ウォルトが住むオーストラリアの家の窓に鳥がぶつかって死ぬシーンがある。

*ベンが第2シーズン第23話『Live Together, Die Alone』でウォルトをマイケルに返す際、ウォルトのことを「more than we bargained for」だと言っていた。これには「期待以上」の他、「手に負えない」という意味もある。

*今回の鳥の死骸に含まれているのは大きめの黒い鳥、白い海鳥、そしてインコのような熱帯系の鳥。

*ジュリエットが銃を携帯しているが、理由は不明。


≪全セリフ≫

BEN: What's happening?

JULIET: He did it again.

BEN: Did what again?

JULIET: You know.

BEN: Well, you're going to have to tell him to stop doing it.

JULIET: I'm not going in there.

BEN: Fine. Get Beatrice.

JULIET: She is not going in there, either, Ben. None of them will. Tom won't even bring him food. They're all scared. Look, Ben, his father is out there looking for him. We could bring him back.

BEN: No.

JULIET: This is your responsibility. You were the one who wanted him here.

BEN: Jacob wanted him here. He's important. He's special.

JULIET: He's dangerous.

BEN: He's just a kid, Juliet. He's a child.

JULIET: He's just a child? Come see.... What kind of child does this?


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