アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

90210 1-01 & 1-02 【あらすじ】

2008年09月08日 | TV: 2008-2009年シーズン
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2008年9月2日】※『Beverly Hills, 90210』、いわゆる『ビバヒル』のスピンオフが遂に始まった。2時間プレミアを一挙、ご紹介。

・#1-01 "We're Not in Kansas Anymore"
・#1-02 "The Jet Set"



*予備知識

原作/旧作の『Beverly Hills, 90210』(邦題は『ビバリーヒルズ高校白書』→『ビバリーヒルズ青春白書』と変わったが、原題は全10シーズンを通して変更なし)開始から18年、同終了から8年が経過し、作中でも同じ時間が流れたという設定。

主な舞台は旧作の『ビバリーヒルズ高校白書』時期と同じWest Beverly Hills High(ウェスト・ビバリーヒルズ高校)。→トリヴィア・コーナーを参照。


*第1話~第2話のあらすじ

※シーンが多少前後していたり、ハショっている部分あり。キャラクター&キャスト紹介、名言・迷言集、トリヴィア・コーナー(下記リンク)に補足情報あり。

ハリーことハリソン・ウィルソンはカンザス州で教鞭を執っていたが、ウェスト・ビバリーヒルズ高校の新しい校長として請われ、家族とともにカリフォルニア州ビバリーヒルズに引っ越すことになった。

ハリー自身は元々、カリフォルニアで生まれ育ち、他ならぬウェスト・ビバリーヒルズ高校の卒業生なのだが、家族、特に娘アニーと養子ディクソンにとって、都会の金持ちの子女たちが多い高校での生活は戸惑うことばかりだ。妻デビーは写真家なので、どこに住んでいようと仕事はできるのだが、夫婦ともに都会の生活に嫌気がさしたためにカンザスで暮らしていたのだから、皮肉な話である。

ハリーの母タビサはずっとビバリーヒルズ暮らしだが、朝から晩まで酒入りのコップ(本人は「アイスティー」と呼んでいる)を手放さないというアル中。

ハリーと高校で同期だったケリー・テイラーは現在、スクール・カウンセラーとしてウェスト・ビバリーヒルズ高校に勤めている。ハリーや子どもたちにとって、心の拠り所となってくれそうだ。

アニーは英語のクラスでナオミ・クラークという女子生徒と出会う。ライアン・マシュウ教諭が遅刻したナオミをアニーの案内役に任命したのだ。ナオミは甘やかされて育ったため、自分勝手で宿題もまともにやらず、教師たちもすっかりナメられてしまっているが、ライアンだけは「例の感想文、明日までに出さないと落第だぞ」と厳しい。

ナオミとしては自分の16歳の誕生パーティーを控えてるので宿題なんてやってるヒマはないし、どうせ、感想文なんて、自分で書けやしない。それに、「学校のことはママがどうにかしてくれる」とタカをくくっている。アニーの案内役も最初は嫌がるのだが、なんとなく気が合ってしまい、行動を共にすることになる。アニーは「その本の感想文なら、あたし、去年書いたわよ。あとでEメールしてあげるから、参考にすればイイじゃない?」と自分から申し出る。もしかすると、ナオミはアニーをうまく利用しようとしてるだけなのか?

結局、ナオミはアニーの感想文を参考にするどころか、一字一句変えずに提出してしまう。もちろん、すぐにバレて、アニーは父親兼校長のハリーに叱られるハメになる。ナオミも宿題をやり直しである。

ナオミのボーイフレンド、イーサン・ウォードはラクロス部のスター選手。実はアニーとは祖母同士が親友なので、2年前に会ったことがあった。だが、アニーがイーサンと再会したのはまさに彼が他の女生徒と浮気している時だった。アニーはその事実をナオミに話すのは気がひけて、ディクソンにだけ、こっそり打ち明ける。

アニーはエリン・シルヴァー、通称「シルヴァー」という女子生徒に話しかけられる。シルヴァーはフレンドリーだったが、あとでナオミから「あのコには気をつけなさいよ」と忠告される。

翌朝、登校すると、皆がアニーの顔を見てはゲラゲラ、あるいはクスクスと笑うのだった。シルヴァーがビデオ・ブログでアニーを「田舎娘」として揶揄していたのだ。彼女は毎日のように、そんな独作ビデオをアップしては喜んでいるらしい。

一方、ディクソンはラクロス部の入部テストを受け、合格するのだが、ライバル心旺盛なジョージ・エヴァンズに喧嘩を仕掛けられ、入部を取り消されてしまう。イーサンはジョージが先に手を出した事を知っていたが、「ディクソンが先に手を出した」とジョージを庇う。

その後、罪悪感を覚えたシルヴァーがアニーの演劇部入りを後押ししたのがキッカケで、2人は親友になる。しかし、こちらもやはり、演劇部のエイドリアナの嫉妬心を煽ったようである。

エイドリアナの家庭は貧しく、家賃を払えるかどうかというギリギリの暮らしを送っている。そんな生活から抜け出すため、エイドリアナとしては今すぐにでも芸能界で名を挙げたい。だから、自分よりも才能がありそうな部員は迷惑なのだ。また、彼女は麻薬中毒にかかっており、ディーラーから支払いを催促されているという厳しい状況にあった。

アニーに諭されて反省したイーサンはコーチに喧嘩の真相を話し、ディクソンの入部を改めて認めてもらうよう働きかける。そのおかげで、イーサン自身もジョージと殴り合うハメになる。

ディクソンはそれとは知らず、「イーサンがコーチに真相を話してくれない」という憤りから、ナオミ宛に「イーサンは浮気してるよ」というテキスト・メッセージを送ってしまう。

夜のバー。エイドリアナはナオミのハンドバッグに大量の現金が入っているのを知り、隙を見て持ち去る。そして、翌日、シラっとした顔で「あたしのバッグも盗まれたのよ」と言うのだった。

そのおかげで、ナオミはディクソンのテキスト・メッセージを見ずにすみ、アニーとディクソンはとりあえず、ホッとする。

ナオミの誕生パーティーの夜。エイドリアナが「クラブの人が見つけてくれたのよ」と言ってナオミのハンドバッグを返す。現金はきれいに失くなっていたが、それ以外の物は無事だった。携帯電話のメッセージをチェックしたナオミはイーサンの浮気を遂に知ることとなる。

ある日、アニーはカンザス州のボーイフレンドに「長距離恋愛はムリだから別れよう」と電話で言われ、ガッカリする。だが、演劇部のタイ・コリンズという男子生徒と知り合い、意気投合する。

それと前後して、ウェスト・ビバリーヒルズ高校はラクロスのライバル校の生徒たちに荒らされる。スポーツのライバル校同士ではよくある事だが、新校長のハリーはラクロス部員たちに「学校区に対処してもらうから、報復などという事は決して考えないように」と釘を指す。

ディクソンは学校が荒らされた件を祖母タビサに話す。養父兼校長のハリーは「報復するな」と言うが、ラクロス部としては黙っているわけにはいかない。特にディクソンにとって、これは「仲間」として認めてもらう絶好のチャンスである。タビサは「あなたのお父さん(やはりラクロス部員だった)の時にも同じような事をされて、豚を相手のフィールドに放って報復したのよ。おかげで、相手のチームは豚の糞にまみれてプレイするハメになったのよ」と明かす。ディクソンは目を輝かし、豚を使った報復行為の先頭に立つのだった。

タイがアニーをデートに誘う。アニーは母デビーに電話をかけ、「夕食を一緒に摂るだけだから」と説得する。デビーは「ウィークデーなのに」と渋るが、遂に承知する。ただし、条件付きだ。「お祖母ちゃんのコンピュータを修理に出したんだけど、あたし、仕事が長引いて取りに行けそうもないから、代わりに取って来てちょうだい。それから、10時までに帰宅するのよ」

やがて、タイとアニーの車は小さな飛行場に着く。なんと、自家用機でサンフランシスコに飛び、そこで食事しようというのである。タイは「たった1時間しかかからないよ。ちょっと渋滞したって言えばすむだろう?」とケロっとしている。アニーは承諾し、サンフランシスコでのデートを楽しむ。後でわかった事だが、タイはウェスト・ビバリーヒルズ高校で一番リッチな家の子なのだった。

帰りの機中、携帯電話のメッセージをチェックしたアニーは驚く。祖母が自分でコンピュータを受け取りに行こうとして、飲酒運転で事故を起こしてしまったのだという。アニーはデートに夢中で、祖母のコンピュータの件をすっかり忘れていた。デビーは何度もアニーに電話をかけてメッセージを残したのだが、受信状態が悪かったため、今まで気付かなかったのである。幸い、祖母は大した怪我をせずに済んだが、親に無断で遠出した事がバレてしまった。

ディクソンとアニーは両親に叱られる。ともに罰を受けることになるが、ディクソンは「でも、アニーはサンフランシスコに行けただけイイよなあ」と羨ましがる。

だが、トラブルを抱えるのは子どもたちだけではなかった。

ナオミの宿題の件で両親が校長室に何度も押しかけ(呼び出され?)、特に母親のトレイシーがなんだかんだと食い下がっていた。しかし、ハリーは動じない。実はハリーとトレイシーは20年前に交際していたのだが、トレイシーが突然、「ヨーロッパに1年間行く」と言い残していなくなってしまうという歯切れ悪い別れ方をしたため、今でもギクシャクしているのである。

後日、トレイシーはハリーに打ち明ける。「あの時、ヨーロッパに行ったっていうのは嘘よ。あたし、実はあなたの子を産んで養子に出したの」

ハリーは愕然とする。自分には20歳になる息子がどこかにいるのだ。妻デビーは理解を示してくれるが、前途は厳しそうである。


*感想

旧作と比べると、ストーリー設定、キャラクター設定ともにパワー不足。今のところ、特に感情移入できるキャラクターはおらず、「毎週欠かさず見たい」と思うほどのストーリーラインもない。旧作からのキャラクターは諸刃の剣なので用心深い綱渡りが必要だろう。

第1~2話ではデビー・ウィルソンの影が薄いが、彼女のストーリーラインを掘り下げればもっと面白くなるのではないか?


※キャラクター&キャスト紹介はこちら

※第1話&第2話の名言・迷言集はこちら

※第1話&第2話の使用楽曲およびトリヴィア紹介はこちら


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kenn)
2008-09-11 09:08:20
ジョウさん、気合入ってますねー。私はキャラクタに関してはこれでいいと思ったんですけど、話の中身がなさ過ぎませんか?オリジナルも最初はこの程度だったかもしれませんが。

セリフと言えば、オープニング手前の場面。

"Are you lost?"
"Completely!"

じゃないっすか。全くついていけてないアニーが可愛らしいなと思ったら、あっという間にタイくんまでゲット。おいおいって思いましたよ。

もうちょっと見てから判断してみようと思います。



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Unknown (ジョウ)
2008-09-11 10:59:30
kennさんこそ、いつもエピガイのアップが早くて、しかも中身が濃いというのが凄いですね。

あ、そうそう、その台詞はいかにも「お決まり」っぽかったですが、番組&主役の方向性がハッキリわかる名台詞でしたね。ただ、やっぱり、おっしゃるように、アニーの順応が早すぎるような気もします。

前作が10年続いたフランチャイズだけに長続きしてほしいですが、私も今は様子を見ているところです。
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初めまして (台湾人)
2009-05-24 18:34:53
台湾でも放送されています。

アメリカの高校生って恋愛や青春を満喫できるので羨ましいです。
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嬉しい♪ (れいりん)
2009-12-14 16:50:46
どんな内容か、
すごく気になっていたから…
嬉しい♪

英語…全くだめで


ケリーが大好きだったなあ。


彼女には…
ブランドンかディラン…
と思っていたから、
ちょっと複雑な気持ちだけど。

時が流れたってことね。



誰との子供なんだろうなあ…


と、まだまだ過去に捕らわれてる



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