【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年10月3日】※一見平凡な男が触れるだけで死者を蘇生させて殺人事件を解決するミステリー・ファンタジー。恋人に触れることができないというジレンマをスウィートに描く素敵なロマンスでもある。映像的にも綺麗。
タイトルの『Pie-lette』は『Pie』と『Pilot』をかけたもの?
≪主なキャスト&スタッフ≫
Ned --- Lee Pace
Charlotte 'Chuck' Charles --- Anna Friel
Emerson Cod --- Chi McBride
Vivian --- Ellen Greene
Lily --- Swoosie Kurtz
Olive Snook --- Kristin Chenoweth
Young Ned --- Field Cate
Narrator --- Jim Dale
第1話の脚本はBryan Fuller(『Heroes』、『Star Trek: Voyager』)、監督はBarry Sonnenfeld(劇場映画『Men in Black』シリーズ)がそれぞれ担当。2人ともエグゼクティヴ・プロデューサーとしても参加している。
≪第1話のあらすじ≫
Ned少年が愛犬ディグビーと一緒に遊んでいた時、ディグビーが道路に飛び出し、トラックに撥ねられて即死する。ところが、Nedがそっとディグビーに触れると、即座に生き返るのだった。
また、台所で母親が突然倒れ、ポックリ死んだ時にも、Nedが触れただけで何事もなかったかのように甦った。
だが、その1分後、なぜか隣家のChuck少女の父親が死んでしまう。
その夜、Ned少年の母は彼に「おやすみ」のキスをする。その途端、母は再びポックリと死んでしまう。Nedは母に触れてみるが、もう2度と甦ることはなかった。
Ned少年の母とChuck少女の父の葬儀が同じ日に同じ墓地(埋葬場所が隣同士)で行われる。
その日、NedとChuckは肉親の死を悼む者同士、キスをする。
これらの経験からわかった事:
*死者に触れるだけで蘇生させることができる。
*蘇生させた死者にもう1度触れると再び死ぬ。
*それ以上、何度触れても再び蘇生させることはできない。
*蘇生させた死者を1分以内に再び死なせないと、他の誰かが代わりに死んでしまう。
*死んだことがない者に触れても死なない。
約20年後。
Nedはフルーツ・パイの店を経営しながら、一見平凡な暮らしをしていた。実は彼の特殊能力は植物に対しても効果があり、腐ったフルーツに触れるだけで、普通のフルーツ以上に美味な素材を作り出すことができるのだ。もちろん、2度触れないように気をつけないといけないのだが...。
そんなある日、Emerson Codという私立探偵が追いかけていた容疑者がビルの屋根から落ちて死ぬのだが、たまたま通りかかったNedに当たったおかげで即座に甦り、逃げてしまう。
EmersonはNedに「一緒に仕事をしないか?」と持ちかける。死体安置所や葬儀場に行って死者を一時的に蘇生させ、「犯人は誰だ?」と尋ねるだけで殺人事件を簡単に解決でき、大儲けできるというわけだ。
2人は早速、近くの葬儀場を訪れ、間もなく葬儀が行われることになっている若い女性の棺桶をこっそり開ける。
なんと、それはChuckの遺体だった。
Chuckは父親の葬儀の後、引っ越してしまったため、ずっと会っていなかったが、まだ面影が残っている。
NedはChuckに触れ、蘇生させる。
Emersonとの事前の打ち合わせでは「用が済んだら再び死なせる」ことになっていたが、Nedは逡巡する。
そうこうするうち、時間切れとなり、葬儀場のディレクターが代わりに死んでしまう。もっとも、このディレクターは死者のアクセサリー等を着服する悪い奴だったので、天罰と言えなくもない。
結局、Chuckはそのまま生き続け、NedとEmersonと行動を共にすることになる。
いろいろ話してみると、20年前のキスがNedにとってもChuckにとっても最初で最後のもので、2人ともお互いを慕い続けていたことがわかる。
だが、NedはChuckにキスするどころか、手をつなぐことさえできない。
この健気な恋人たちに未来はあるのだろうか?
※第1話ではお互いに人形を持ってキスさせてみたり、Emersonにハグ(抱擁)を代理してもらったりするシーンがある。第2話以降もビニール越しにキスしたり、ゴム手袋をして手を繋ぐ等、さまざまな工夫がなされる。
≪感想≫
原色をふんだんに使った独特の映像が美しい。雰囲気は『Men in Black (メン・イン・ブラック)』シリーズに似ているが、そのファンタジー的な要素を抽出した絵本のような世界観が完成されている。
味わいのあるナレーションも「童話世界のロマンス」をうまく演出している。
NedとChuckの「必要にせまられたプラトニック・ラヴ」は気の毒で健気で可愛くて、つい応援したくなる。今後もどんな工夫を見せてくれるのか楽しみだ。
Chi McBride(『Boston Public』、『The Nine』)は意外(?)とコメディに向いており、なかなか楽しい演技を見せてくれる。
これは一応、1話完結の事件物なので、再放送でも好成績を挙げられるのではないだろうか?
ともかく、オススメ。
タイトルの『Pie-lette』は『Pie』と『Pilot』をかけたもの?
≪主なキャスト&スタッフ≫
Ned --- Lee Pace
Charlotte 'Chuck' Charles --- Anna Friel
Emerson Cod --- Chi McBride
Vivian --- Ellen Greene
Lily --- Swoosie Kurtz
Olive Snook --- Kristin Chenoweth
Young Ned --- Field Cate
Narrator --- Jim Dale
第1話の脚本はBryan Fuller(『Heroes』、『Star Trek: Voyager』)、監督はBarry Sonnenfeld(劇場映画『Men in Black』シリーズ)がそれぞれ担当。2人ともエグゼクティヴ・プロデューサーとしても参加している。
≪第1話のあらすじ≫
Ned少年が愛犬ディグビーと一緒に遊んでいた時、ディグビーが道路に飛び出し、トラックに撥ねられて即死する。ところが、Nedがそっとディグビーに触れると、即座に生き返るのだった。
また、台所で母親が突然倒れ、ポックリ死んだ時にも、Nedが触れただけで何事もなかったかのように甦った。
だが、その1分後、なぜか隣家のChuck少女の父親が死んでしまう。
その夜、Ned少年の母は彼に「おやすみ」のキスをする。その途端、母は再びポックリと死んでしまう。Nedは母に触れてみるが、もう2度と甦ることはなかった。
Ned少年の母とChuck少女の父の葬儀が同じ日に同じ墓地(埋葬場所が隣同士)で行われる。
その日、NedとChuckは肉親の死を悼む者同士、キスをする。
これらの経験からわかった事:
*死者に触れるだけで蘇生させることができる。
*蘇生させた死者にもう1度触れると再び死ぬ。
*それ以上、何度触れても再び蘇生させることはできない。
*蘇生させた死者を1分以内に再び死なせないと、他の誰かが代わりに死んでしまう。
*死んだことがない者に触れても死なない。
約20年後。
Nedはフルーツ・パイの店を経営しながら、一見平凡な暮らしをしていた。実は彼の特殊能力は植物に対しても効果があり、腐ったフルーツに触れるだけで、普通のフルーツ以上に美味な素材を作り出すことができるのだ。もちろん、2度触れないように気をつけないといけないのだが...。
そんなある日、Emerson Codという私立探偵が追いかけていた容疑者がビルの屋根から落ちて死ぬのだが、たまたま通りかかったNedに当たったおかげで即座に甦り、逃げてしまう。
EmersonはNedに「一緒に仕事をしないか?」と持ちかける。死体安置所や葬儀場に行って死者を一時的に蘇生させ、「犯人は誰だ?」と尋ねるだけで殺人事件を簡単に解決でき、大儲けできるというわけだ。
2人は早速、近くの葬儀場を訪れ、間もなく葬儀が行われることになっている若い女性の棺桶をこっそり開ける。
なんと、それはChuckの遺体だった。
Chuckは父親の葬儀の後、引っ越してしまったため、ずっと会っていなかったが、まだ面影が残っている。
NedはChuckに触れ、蘇生させる。
Emersonとの事前の打ち合わせでは「用が済んだら再び死なせる」ことになっていたが、Nedは逡巡する。
そうこうするうち、時間切れとなり、葬儀場のディレクターが代わりに死んでしまう。もっとも、このディレクターは死者のアクセサリー等を着服する悪い奴だったので、天罰と言えなくもない。
結局、Chuckはそのまま生き続け、NedとEmersonと行動を共にすることになる。
いろいろ話してみると、20年前のキスがNedにとってもChuckにとっても最初で最後のもので、2人ともお互いを慕い続けていたことがわかる。
だが、NedはChuckにキスするどころか、手をつなぐことさえできない。
この健気な恋人たちに未来はあるのだろうか?
※第1話ではお互いに人形を持ってキスさせてみたり、Emersonにハグ(抱擁)を代理してもらったりするシーンがある。第2話以降もビニール越しにキスしたり、ゴム手袋をして手を繋ぐ等、さまざまな工夫がなされる。
≪感想≫
原色をふんだんに使った独特の映像が美しい。雰囲気は『Men in Black (メン・イン・ブラック)』シリーズに似ているが、そのファンタジー的な要素を抽出した絵本のような世界観が完成されている。
味わいのあるナレーションも「童話世界のロマンス」をうまく演出している。
NedとChuckの「必要にせまられたプラトニック・ラヴ」は気の毒で健気で可愛くて、つい応援したくなる。今後もどんな工夫を見せてくれるのか楽しみだ。
Chi McBride(『Boston Public』、『The Nine』)は意外(?)とコメディに向いており、なかなか楽しい演技を見せてくれる。
これは一応、1話完結の事件物なので、再放送でも好成績を挙げられるのではないだろうか?
ともかく、オススメ。
某ドラマの台詞で、This just keeps getting better.ってあるんですが訳するとどんなになるんでしょうか?御教授頂けたら有難いです。
何処に書き込めばいいか分からず最新の記事にかきこんでしまいました。すいません、よろしくお願いします!
日本ではまだ24シーズン6のレンタルも終わりません…; ひたすらじりじり待つ日々です。
このドラマ面白そうですね! ジョウさんのエピガイ読んでるだけですごく興味がわきました。日本でもなんとか観られないかな…。