<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

「ピーピー島住民、復興計画の検査を懇願」3.15

2005年03月15日 17時52分58秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「ピーピー島住民、復興計画の検査を懇願」
Phuucatkaan 2005/3/15

津波の被災者であるピーピー島の村人は、みなで協力して、政府に対してピーピー島
の復興計画を検査するよう求めている。もし海岸沿いから山の土地へ移動しなければ
ならないならば、生活をしていく上で障害となり、さらに復興計画が大資本家のみの
利益を援助するものになると心配している。政策責任者に対して、住民を助ける支援
をまず先に行うよう求めている。
Meettaa Chonhatさんは、クラビー県ピーピー島からの被災住民で、クラビー県ムア
ング郡の津波被災孤児収容施設で過ごしている。彼女はピーピーホテル内部で土産店
を営んでおり、収入は1日に1500-4000Bahtで、家族5人を養っていくのに何の問題も
なかった。しかし津波が起き、結果的に財産は全てなくなってしまい、言うまでもな
く150,000Baht以上を借り入れて投資したお店も、総額として数万Bahtにもなる商品
なども同時に津波によって損失。
 「毎日家族みんなが未だ(前述の)施設に滞在し、定まった仕事も収入もなく、
日々寄付金の受け取りを待っている。だから今の望みは、もう一度島に帰って仕事を
すること。それと、ピーピー島の住民みなが思っていることでもあるけど、持続的観
光発展のための特別土地開発機構のピーピー島の復興計画を地方政府機関にどうにか
してもらいたいよ。土地開発機構の復興計画だと、土地の所有者である村人達を山の
上に移住させるもので、結果的にこの復興計画は、村人の生活を困窮させる。だっ
て、大切な顧客である外国人観光客は浜辺近くに滞在しているから、もし村人が山か
ら商品を売りに浜辺まで毎日行かなきゃいけないなら、毎日の交通費がものすごく高
くなっちゃうわよ。それに、その計画は大資本家にしか利益にならないように思える
のよ。ピーピー島の住民みんなは、もとの土地に戻りたいと願っているわ。来る日も
来る日も寄付金だけを受け取って。計画は砂浜から海岸沿いの別の土地に移れってい
うなら私達も受け入れることはできるわよ。でももし山の上に行けっていうのなら、
どうやって暮らしていけばいいのよ。毎日、どうにかして島にもう一度戻って、仕事
と収入を得たいと願っているわ。だってもう観光客は戻ってきているし、いくつかの
ホテルは営業を再開しているんだもの。もし政府が復興計画を作るんであれば、村人
の考えに基づいてそれを調査してもらいたいわ。」

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