<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

パンガー県その1

2005年03月27日 04時24分03秒 | タイの津波被災情報
右の地図は、パンガー県北部海岸沿いの津波被害の地図です。
ラ島、プラトーン島、コーカオ島での被害が深刻なことがわかると思います。
 
 地図上には記載されていませんが、より海に出た場所に、スリン諸島という、
国立公園がある島々があり、その島も、津波の被害を受けました。スリン諸島にある
ムー4、スリン島村の住民は「海の民」であるモーケンという少数民族です。
当面の問題としては、住民191人のうち、僅か5人のみしかタイ国籍を持っていない
ことです。国籍がないということで、今後のタイ政府の支援を受ける際に、
問題が生じるかもしれません。

 プラトーン島のトゥンダープ村は、保護林内に属し、納税をして土地を占有していた者と、
土地の権利を持っていない40人以上の村人から構成されていた。県の政策では、未だ議論中で
あるが、土地の権利を持っていない村人の住居建設は禁止している。村人30世帯は、資源局が建設した避難キャンプに移り住んでいる。
 
 同じくプラトーン島のムー2,ターペヨー村も保護林内に属し、一部住民は土地の権利書を
持っているが、多くの住民が土地を権利を持たずに長期間居住してきた村落である。しかし
現在(2月末)までの所、土地に関する問題は発生していない。

 また、プラトーン島のムー4、パークチョック村住民の一部は、もとの土地に戻りたいとは
思っておらず、寄付金を使って新たなコミュニティーを建設するための私有地を購入したいと
考えています。

 ラ島のムー3ラ島村には、10軒の世帯が合計7隻の船舶を所有していた。村人達は、新たな地震を恐れて、もとの村に帰る勇気が未だない。また、地方の権力者との間に問題を抱えている。


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