<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

「津波一周忌のキャンドル・セレモニー」7.21

2005年07月21日 18時36分02秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「津波一周忌のキャンドル・セレモニー」
The Bangkok Post 2005/7/21

今年12月終盤に予定されている津波一周忌記念式典はプーケットの地元コミュニティー・リーダーやホテル経営者から不評を買っている。海外の旅行コンサルタントが中心に進める式典の内容では、オペラシンガーのPavarottiかElton Johnを呼んでパトンビーチでコンサートを開催するというもので、地元住民やホテル経営者達は昨年の津波の悲劇のイベントとしては不適切であると述べる。それに代わって、コミュニティーリーダーは、パトンにおいて10万本のキャンドル・セレモニーを12月26日の日没に予定しており、バンド演奏もイベントも、来賓もなく、住民と津波によって犠牲となった旅行者の親族とともに行うことを予定している。同様なイベントは津波100日式典でも行われ、タイ政府観光庁の計画とは無関係に年中行事化しつつあると、コミュニティー・リーダーは語った。巨大イベントに関しては、CNNやBCCのリポーターやカメラマンからも批判されており、もし8000万BahtをかけてElton Johnにライブをしてもらっても、映像はそのセンチメンタルな曲にのせて津波後の映像が流れるだけであると指摘している。
 タイ側行政は今のところ、タイ文化とはより厳粛でLow-keyな式典があっているという考えから、前述のアイディアを採択する気はない。しかし、低利益の式典の危険性から大規模式典を推奨する声も根強い。プーケットではベジタリアン・フェスティバルや国際ボートレースなどを開催しており、この時期に津波式典を行うことは、世界に向けてプーケットの観光産業の復興をアピールし観光客の呼び戻しをかけるには絶好の機会であることは間違いない。タイ政府観光庁が津波一周忌式典にかける思いには、香港やマカオなど近隣のアジアの主要観光地との長期的なシェア争いも視野にいれたものなのである。


最新の画像もっと見る