最近、成績が急激に落ちてきて困っているという中学2年生の子の勉強を見た。
教科は数学。
顔を合わせるのは初だったので、どんな状況か全くわからなかった。
とりあえず小学4,5年生あたりの計算から確認していった。
というのも、数学に限らず、国語、英語、理科、社会の全教科当てはまると思うが、中学の内容は小学の基礎の上に成り立っているためだ。
それで、やってもらった結果だが。。。
掛け算、割り算の筆算から怪しい状態。
見た目、素直そうな子なのに。
学習内容をしっかり定着させることができていないのが現在の小学校の姿のようだ。
学習面での底辺層の底上げもできず、ポテンシャルの高い子の能力も伸ばさない。
たくさんの子を指導している感覚から言って、それが小学校の算数教育の現状なのだろう、と思わざるを得ない。
あなたのお子様は大丈夫ですか?
まずは九九からチェックしてあげてください。
スラスラ言えていれば土台はOK
その次に筆算をチェックしてあげてください。
ここで躓くと後々、本当にお子様が苦労します。
中学に入学してから挽回させるのは相当な労力を要します。
小学校のうちにしっかり!ガッチリ!押さえておくべきものは押さえておくべきなのです。
とにかく、今回のことはとても残念に思う出来事であった。
将来の国力の弱体化が10年とか20年のスパンで現れること必至だろう。。。
そのあたり、とても懸念しています。