2020年12月、20歳4か月で虹の橋を渡った愛猫ゴン。
腎不全&心不全との記録を辿ってみました。
2018年8月18歳・血液検査の結果、腎臓の値が悪化。
尿素窒素47.5 クレアチン2.6
2019年19歳の夏。
尿素窒素66.4 クレアチン3.09
月に1,2回の通院点滴スタートと同時に
キドニーケア療養食(お高い・・)にシフト。
通院以外は全く元気な家猫極楽生活を満喫。
2020年3月末、
尿素窒素72.3 クレアチン3.37。
3日間全く食べなくなり点滴で回復したのをきっかけに、
獣医さんのすすめで4月からは
在宅点滴にチェンジ!
初めは打つほうがビビりましたが猫は意外と平気。
元気な日には暴れて針が外れるときもありますが、
猫のご機嫌に合わせて
週2回50㏄~100㏄の点滴。
その後すっかり元通りになり、8月8日にはめでたく
20歳の成猫式を祝う。
が、9月半ば突然嘔吐&ひどい下痢に見舞われ2日間通院、
点滴&吐き止め下痢止めの注射で発症後4日目にはすっかり回復。
20年間で初の体験でした。
10月には歩こうとして
足元がもたついてグルグル回ってしまったことも。
歩く姿が文字通りヨタヨタ、間違いなく老猫の風情になっていました。
それでも夕飯の匂いをかぎつけてはソファにジャンプしたり、
庭に出てパトロールしたりと気ままな猫ライフを過ごしていました。
そんな平和な毎日がずっと続くような気持ちでいたのですが、
11月に入るといろいろな事件が老猫に降りかかります。
20歳3か月が過ぎた2020年11月8日、
夕飯時にいきなりペタンとなりゼイゼイしだした老猫ゴン。
呼吸困難か!?と30分後、動物病院へ到着するころには平常に。
念のため翌日から点滴を休み、
利尿剤&腎臓薬を飲むことに。
錠剤を飲むのが高難度!の老猫。
錠剤を粉にして
スポイトで飲ませてみたら大成功!で一安心。
そんなこんなで何事もなく10日過ぎた11月20日、
ふと気が付くと
後脚の片方がゾウみたいに太くなってる。
さわっても痛くはないよう。
獣医さんに聞くと、
心不全からくる浮腫だそう。
薬は続け、時おりマッサージをしてみる。
血液検査は
尿素窒素95.0 クレアチン2.91。
重心が偏るのか歩きにくそうな後ろ姿に胸が痛む。
24日頃になると少し食が細くなってきた。
11月30日、ほとんど食べなくなったゴンに、慌てて買った高級スープを出す。
すると、ほどなく完食(笑) 最後の最後までゲンキンな老猫。
それを最後には食べなくなり、翌12月1日夜には歩こうとしても足腰がへたったり、
いよいよ心の準備をしなくては・・・と思いつつ、
天気のいい昼間には気が付くと日当たりのいい場所に移動、
まったり日向ぼっこするなどゆるやかな日々を過ごしていました。
しかし悔しいことに病魔は静かに進行、4日金曜には
四肢全てに浮腫が・・・。
検査の結果、
心不全が進み溜まった胸水を抜くことに。
3キロの小さな体から180㏄を抜き帰宅。
翌土曜夜にも胸水180㏄を抜水。
夜になり暗くなると心細いのか鳴いて人を呼ぶように。
お迎えの気配を感じ、明日からは通院はせず家で静かに看取ろうと決意。
昼間は静かに過ごしてるけど、夜になると時々しんどそう。
トイレに行こうとして途中で粗相することが増えてくる。
猫ベッドのそばに置いた簡易トイレ、こんな時目が見えていればなあ。
そして迎えた
20歳4か月目の8日。
前日から尿が出なくなり諦めていたらベッド横にしっかり出てる。
少しホッとする。もうほとんど移動しなくなった老猫。
午後、抱いていつも昼寝してた陽だまりに移す。
ちょっとずつお漏らししてるけど、
オムツはなしで過ごしたい。
午後1時過ぎから
呼吸が早くなったり、落ち着いたり。
時々四肢をつっぱり苦しそう。午後3時20分最後のおしっこ。
間もなく3度思い切り首を上げてのけぞった後、
体から力が抜けていくのを感じ取りました。
午後3時40分。虹の橋を渡り、先に待ってる弟猫ウーちゃんに会えたかな。
愛用の猫ベッドで眠るゴン。まるでお昼寝中みたい。
大好きなストーブでぬくぬく暖まってね。
20年間、ずっと一緒にいてくれたゴン。
どれだけ癒され勇気づけられたことか・・・。
ありがとう。
またどこかで会えたらいいね。