今日は朝10時から夕方の4時まで、妻と一緒にチェンマイ市内の某警察署にいました。私たちが何か悪いことをしたのではありません。一番上の娘の恋人のAがバイクに乗っていて交通事故に遭ったのです。Aと娘は1週間前に別れたばかりで、元恋人と書くのが正しいかもしれませんが、娘はずっと病院のICUに詰めています。
事故は今週木曜日の未明(水曜の深夜)に起きました。夜仕事を終えAは10時ごろ男友達の誕生パーティーに行き、深夜2時ごろ、やはりパーティーに参加した友達の女性をバイクに乗せて彼女の家まで送る途中でした。Aは20歳、女性は娘もよく知っている子で19歳です。
車がまばらになった深夜の街中で、スピードを出した乗用車がバイクに衝突、2人の若者は道路に激しくたたきつけられました。事故を起こした車はその場から逃げようとしたらしく、バックした瞬間に道路の電柱に激突、さらに慌てていたので傍のラーメン屋に突っ込んで大破しました。ラーメン屋が店を閉めて10分後の出来事でした。
車を運転していたのは大学生です。酒を飲んでいたかどうかは定かではありません。とにかく重大事故を起こして気が動転し、車を大破させたあげく、警察にも通報せず車を置き去りにして逃げてしまいました。
今日はバイクに乗っていた2人の関係者と、加害車両の関係者が現場を調べた警察署に呼ばれたのです。私たちはAの親ではないのですが、ある事情があって警察に行きました。ある事情とは、Aの父親はミャンマーからタイにやってきて定住している俗に「タイヤイ」と呼ばれる人で、日常のタイ語は話せますが、込み入った事柄は理解しにくく、タイ語の読み書きもできません。それで、妻がその代理を務めたのです。
警察署には事故車両が保管されていました。
バイクに衝突しただけではこんなに壊れるわけがありません。事故直後に慌てて急発進したり、バックしてこうなったようです。
加害者の青年はなぜ救護義務を果たさず、現場から逃げたのか?まるでひき逃げと一緒です。本人は「とにかく動転してしまいました。」と言うのですが・・・
午前10時過ぎに私たちが警察署に着くと、病院からやってきたわが娘と、Aの父親、それにAの姉夫婦、そして事故に遭った娘さんの母親とおじいさんが待っていました。加害車両の関係者の姿はまだありませんでした。
私たちは1時間くらい待たされてから部屋に呼ばれ、警察署の人から説明を受けました。事故の概要は警察が書いた報告書にまとめられていました。私には読めませんが。昨日警察官が病院にやってきて付き添っているわが娘に渡しました。↓
私たちに対応した警察の担当者は「加害車両が任意保険に入っているかどうか今の段階ではわからない。」「もし強制保険(コーロボー)だけだった場合は、一人5万バーツ程度しか治療費が出ない」等々、とても悲観的な話しかしませんでした。とにかく相手が来るまで警察ではわからないというのです。何となく嫌な予感がしました。
妻が「もし今日相手が来なかったらどうなるんですか?」と質問すると、「素性がわかっているので、もし出頭しなければ、裁判になりますよ、という文書の警告をまず出すことになります」という返事が返ってきました。なぜか逮捕してくれないんですね。
さて、警察署での長い時間については明日にでも書くことにして、事故に遭った2人の容態だけ書いておきます。
Aは救急車でチェンマイ大学病院に運ばれ、すぐに開頭手術を受けました。なんと手術は10時間もかかりました。現在ICUで人工呼吸器につながれ意識不明、自分で呼吸することができません。左足を激しく骨折しています。娘によると、昨日より今日のほうが頭が腫れてきているといいます。医師によると、もし一命を取り留めたとしてもおそらく記憶は失われており、普通の生活ができるようになるとは思われないそうです。私の眼には危篤状態にしか見えませんでした。
バイクの後ろに乗っていた娘さんは、意識があって生命には別条がないようです。ただ両足を骨折、私は見ていませんが顔面にも激しい損傷を受けているそうです。若い女性なので、この後がとても心配です。
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助かっても、「植物状態」みたいなことにならなければいいがと思っています。安い給料なのに真面目によく働き、しかも優しい心を持った青年なので、とてもかわいそうです。
最近はチェンマイハイランドという綺麗なゴルフ場へ行っています。今月いっぱい格安プロモーションが続いています。ではまたお会いしましょう!
大変お久しぶりです。
友人からウサギさんのブログが再開したと聞き見ています。
ブログが途切れていた時はどうしたのかなと思っておりましたが、お元気そうで何よりです。
しかし、いろいろなことがこの間起こっているようですね。
交通事故にあった青年ですが、何とか助かることをお祈りしています。
去年の年末はマレーシアに行きました。
今年はチェンマイに行きます。また、お会いできることを楽しみにしています。