突然ですが、家族が増えました

あの黒い野良犬の事かと思われる方もいるでしょうね。

親戚がたくさんやってきた週末は、すっかりわが家の飼い犬のように振舞っていました。本人は、家族の一員として認知される日も近いと思ったかもしれません。

実は１０日ほど前、ゴールデンレトリバーの赤ちゃんがいるから、よかったらもらってくれませんか、という話がありました。その後、タンブンバーンの準備や買い物で忙しくしていて、すっかり忘れていました。

今日の夕方、子どもたちを学校へ迎えに行く途中、「今日子犬が来てますので、よかったら見てください」という電話が入ったのです。

子供たちと一緒に見に行きました。うちの近所の家です。ひと目見るなり、全員気に入りました。そのまま動物クリニックへ連れて行き簡単な検査をしたあと、さっそく連れて帰りました。

別に血統書があるわけではありませんが、両親ともにゴールデンであることは誰でも分かります。生後４５日の雌です。名前は「ラッキー」となりました。

実はわが家に出入りしている黒い野良犬の名前が「キー」というんです。近所の人から聞いたのですが、「キー」というのは「ラッキー」の短縮形だというんです。それなら、新しく来た子犬は省略しない「ラッキー」という名前で呼ぶことにしたのです。ちょっと安易な名前の付け方かもしれませんが、名前なんて、そのようにして付けられることが多いのではないでしょうか。

あまりに突然来たものですから家もありません。段ボール箱をひきちぎって、とりあえずの寝場所を作ってやりました。

幼犬の飼い方を知らないので、さきほどまでネットでいろいろ調べてみました。４５日ということは、もうとっくに離乳食の時期のようです。今日まで母乳しか与えられていなかったようなので、新しい食事になれるまで、ちょっと手こずるかもしれません。

ところで、野良犬の「キー」には夜はわが家の庭に入ってくることを禁じています。でも妻が毎晩食事を与えていて、そのときだけ車庫の中にいます。多分、わが家に白いゴールデンの赤ちゃんがやってきたことはまだ知らないと思います。きっと、嫉妬するでしょうね。野良犬とはいえ、もう１週間も妻が食べさせているのですから。

でも、野良犬稼業に慣れてしまった犬にとっては、野良犬のままの方が気楽でいいかもしれません。

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