ジジババからのお答え

若い人から色々の質問を受けます。そのひとつひとつにお答えしています。最近は同年配の方の質問にもお答えしています。

メラミンとは?

2008-11-22 08:47:15 | Weblog
Q: 中国からの輸入の加工食品から有害物質のメラミン混入が確認される…

A: メラミンとは、窒素を含む有機化合物で、プラスチックや接着剤、食器類などに広く使われています。中国では牛乳の容積を増やすために水を入れることがやられています。するとタンパク質は少なくなります。タンパク質含有量を測るために、検査では窒素量を調べるので、窒素を多く含むメラミンを入れてタンパク質が多いとみせかけるのです。小麦グルテンなどペットのエサにもタンパク質増量のためメラミンを使用。家畜のエサにも使われてニワトリの卵にメラミンが残り、卵製品にも混入が確認されました。
 日本に大量に中国産食品が入ってきたのは、1985年の「プラザ合意」からです。アメリカの財政赤字を救うために国際的合意で、急速な円高がつくりだされ、海外で生産して、日本に輸入するという構造になり、大手商社、食品メーカーなど人件費の安い中国での加工食品生産をすすめたのです。
 日本の食料自給率40%、輸入食品検査率は11%です。輸入食品は収穫後に殺虫剤をかけ、長距離輸送のため添加物も多い。食品の安全・安心のためには、水際でのチェック強化、加工食品の原産国表示も大切ですが、自給率を上げることが一番求められています。


ジジの一言
作為的な円高で困るのは国内産業や農業。現在も行われています。消費者は国産品で安全を。



  
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