真贋論争

ここは、オカ板の「JJ」の真贋論争からはじまる、EINHERJAR氏のにちゃんねるへの考察をまとめたブログです。

第21夜 #3

2007年04月01日 | 第21夜

だがVIPでは、「2022」「2024」「2032」の3スレしか確認されていない。
ちなみに「20220年」とは話の流れ上、「2022年」の事であり、ただの誤字と
思われる。
未来の最先端技術であるガルクシステムも、あまり大した性能ではないようだ。
あれ?カルドだっけ?

それはともかくpart.3では、32歳・34歳のリョウが来ると語っていたため、過去
を遡り「2026」「2028」と続き、最終報告をするブログ(実質「2030」)も含め、
全6部作の予定だったのだろう。
また明け方に、VIPPERへ地下鉄の構造を変えろだとか、地球のマントルに設置
された危険物を見つけろだとか、おまえマジで脳ミソ大丈夫か?と言いたくなる
ような無茶な要求を突きつけてきた。
たしかにVIPPERは「暴走」がお家芸だが、餌におっぱいを使うのならばともかく、
過酷な地下鉄工事や灼熱のマグマへ突撃するほど、超人的にぶっ壊れてもいない。
おっぱい人リョウではなく、未来人リョウへの義理立てなどあるはずもなかろう。

おそらくこれは、翌日やって来るリョウへのメッセージだったのだ。

そう、世間様同様、やはりリョウもVIPPERなぞに、最初から期待してはいなかった。
奴らは「おっぱい」がなければ動かない。
ゴルゴ13のような、シビアで冷笑的な独特のダンディズムがある。
  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~

未来人と名乗ってはいたが、リョウにもそれくらいのネット脳はあったようだ。
自作自演で専用スレを強引に立て、新しいリョウを迎える理由を作っていただけだ。
分かりやすいように、ここでシナリオチャート(予定表)をまとめておこう。


①2022(28歳)→リョウのデビュー&未来世界の雑談

②2024(30歳)→未来世界の雑談&終盤で真の目的があるといきなりの告白
          「みんな未来を変えてくれ!」と書き込み「明日へ続く」
         ※その直前、オカ板のタイタースレで「2140年でおわりますよ。」
          とさり気なく宣伝

③2032(38歳)→未来人(NSH)が何かを企み、地球に危機が迫っていると警告
           地下鉄の構造変更・地球の核に仕込まれた危険物の撤去を依頼
           32歳・34歳用のスレを作るように懇願

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

④2026(32歳)→「こんばんわ~、スレがあるので遊びに来ました」
           「・・・・あれ?みんなどうしたの?」
           「ふむふむ、地下鉄が・・・・ほうほう、振動により変化が・・・・」
           「NSHの怪しさには、薄々と気が付いていたのですが・・・・」
           「この事を上層部に報告して、何とかテロを阻止してみます!」

⑤2028(34歳)→「予定を繰り上げ、8番目の箱を解析しました」
           「2年後には、我々もタイムスリップできるでしょう」
           「38歳の私が機転を利かし、過去の未来が変更できる法則を利用
           して、私とあなた方の時間軸を救おうとしたのだと思います」
           「東京自爆テロを何とかして食い止めるように頑張ります!」
           「みなさん、誰かを愛する心を、持っていますか?」
           「家族を、愛していますか?」
           「地球を、愛していますか?」
           「私はみなさんと家族、そしてこの星を心から愛しております」
           「ピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いしますよ!」
           ガンバレ~、未来を頼んだぞ~、の(自作自演な)声援に包まれ、
           リョウは姿を消す

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

⑥2030(36歳)→「あれから2年が過ぎました」
           「訳があって、現在はブログにしか接続できません」
           「2ちゃんねるのみんなは、元気でいるのでしょうか」
           「東京自爆テロを阻止し、E3システムの排除にも成功しました」
           「38歳の私とは、あれから接触できずにいます」
           「おそらく時間軸が変化し・・・・」
           「NSHの目的は、実は驚くべき事に・・・・」
           「そして宇宙人の存在が・・・・」
           「ところで私のいる未来世界では、このような感じに・・・・」
           「そもそも『知識』とは~、『粛清期』が~、『DDX』とは~、
            『未来変動説』で~、『個人情報』に~、『ロボット技術』が~・・・・」

⑦オカ板ヲチスレ→「リョウ様~~~~♥」

 

とまあ、ぶっ飛ばしたくなる衝動を懸命に抑え、何とか裏のストーリーを読み
取ったわけだが、一応こんな感じの物語だったのだろう。
part.1で、未来の元号(年号)を「清和」と即答している事から、いくつかの設定
が最初から用意されていたらしい。
同じ元号がない(中国では重複も認められていた)のを確認して命名するのに、
かなりの手間がかかるであろうし、だがそのわりには「昭和」のもじりから付け
られた、とアフォな事を言うので、かなりのバカだと思うのだが、ゆえに何らかの
(子供っぽい)脚本の存在を否定できないのだ。
現在過去未来と行き戻りする複雑なストーリーを、脊髄反射で答えるのは、リョウの
能力を計算すると、さすがに難しいだろう。
詳しい設定等は、あらかじめメモにでも書いておいて、書き込む時には適当にそれらを
コピペしていたと思われる。
だから逃げた後でも、せっかく作った物語を前にして、ブログとヲチスレで復活する
未練が残っていた。
コレはオレの勘だが、リョウが高校生の頃に趣味で書いた小説が「未来人リョウ」の
原型になっているのではないだろうか。
たとえばこんな感じ。

主人公「リョウ」は、ネットの掲示板で不思議な出来事に遭遇する。
自分は未来からきた、と主張する人間がいたのだ。
未来世界は、それよりもっと先の未来人「NSH」からもたらされた技術の恩恵に
より、高度に発達した社会を築いているのだそうだ。
スレ住人達は呆れていなくなってしまうが、リョウは笑う事なく真剣に興味を持ち、
その人物と親しい関係を築き、やがてはチャット仲間となる。
誰もいないチャットルームで、その人物はこっそりと秘密の告白するのであった。

実は自分は「10歳の女の子」であり、父親の研究室から過去へアクセスしている。
そろそろバレそうだから、もうリョウとも会話できなくなる。
今まで遊んでくれたお礼に、ひとつ予言をしてあげる。
数ヵ月後、東京で自爆テロが起こり、大勢の人が死んでしまう。
今でも立ち入りが認められないほど、それは酷い事件だったらしい。
リョウは東京に住んでいるのだから、テロが起こる日には地下鉄に乗らないように
気をつけてネ。
そして彼女は、未来の世界へと帰っていく。

東京自爆テロの起こる数日前、その事をふいに想い出したリョウは、いなくなった
彼女を懐かしんで専用キーを使い、誰もいないチャットルームに訪れるのであった。
未来で流行っているという、崩し記号文字をそっと書き込む。
「[FGAREF;S;R;D;]」
すると彼女は、いきなりそこへ現れた。
「それ、ゆーーーーーんですか!」
「わっ、ビックリした!あれ、なんで戻ってきたの?」
「いや、それが大変な事があって・・・・」

彼女の世界では、あれから8年が経過したのだという。
事の発端は、建設中の宇宙ステーション爆破事故の調査だった。
その結果、NSHが密かに攻撃していた事が判明し、少女の父親を始め、大人達は
かなり動揺している。
と同時に、地球軌道上にUFO(時間移動可能な有人型)が、続々と集結する不穏な
動きが世界各地で観測された。
さらにNSHの陰謀を暴く過程で、ある驚くべきひとつの真実を知る。
何と人類は、2140年に滅亡してしまうらしい。
NSHはそれを回避するべく、彼女達のいる世界に技術を送り、ふたつの時代が接触
する口実を意図的に作った。
未来の技術を実用化すると、因果律が変化し、過去と未来が密接に重なるのだ。
こうやってタイムホールを固定させ、彼女の時代を中継地点として利用、最終的には
リョウ達の世界への移住を企てているらしい。

資源がまだ豊富に残っている時代なら、文明社会の再建も容易いと考えたようだ。
もしNSHが大量に過去へ雪崩れ込んだら、きっとそちらの世界は侵略されてしまう。
何としてでもそれを阻止しなければ、自分達の未来はない。

実は彼女は、博士号を持つ物理学者であり、12歳の頃にはカルドシステムをNSHに
頼らず独自で開発(ただ未来技術がヒントにはなっていたようだが)、それ以降
ノーベル賞を何度も受賞するほどの超天才だった。
彼女はカルドシステムを応用する事で、DDXストリーム理論を再現、物体を過去へ
転送する技術を完成させた。
DDXストリームの実験中、実はリョウの時代に設置されてしまうE3システムこそが、
人類滅亡の元凶である事を、少女は偶然に突き止める。
それをNSH側へ伝えるが、彼らは耳を傾けようともしない。
このままでは、3つの世界が破滅してしまう。

東京自爆テロ(空間にはいくつか歪んだ穴が存在し、自爆テロに見せかけた時空振動を
起こす事で、穴を抉じ開け小さなタイムホールを作る)を食い止めれば、そちら側へ
NSHの移民を送れなくなる。
そしてE3システムを設置されなければ、彼女達の世界もNSHからの干渉を封印できる。
(少女の時代の封印されたテロ現場へ赴いても、稼動中のE3システムを排除できない)
またNSH世界も、滅亡を回避する事が可能だ。
すべてはリョウの時代に起こったテロを、未然に防ぐか否かに懸かっていた。
だが、過去に関する知識が不足している。
そしてタイムマシーンは未完成なので、ひとりの人間しか過去へ転送できない。
彼女以外の人間では、E3システムの構造を把握できないので、作戦行動は困難を極める。
もう時間がない。

少女はある決意した。

自分は、かつてリョウと友達になった事がある。
無理を承知で、何とかテロが起こる地下鉄まで案内して欲しい。
彼女の話に半信半疑ながらも、リョウは快く承諾する。
その途端、リョウの部屋に全裸状態の美少女がいきなり現れた。
カラダひとつだけの転送なので、過去の地図や資料、武器等を運べなかったのだ。
(リョウをパートナーに選んだのは、信頼できる人間に助けてもらう理由の他に、手先
が器用で、いろんな道具を即席で作れる知恵と技術がある事を知っていたため)

同じ頃、NSHによって洗脳された人間達、そしてNSHが直接送り込んだ暗殺機械兵器が、
彼らを狙って動き始める。
果たしてリョウ達はNSHの陰謀を阻止し、人類の未来を守る事ができるのであろうか。

(以下、未完)

・・・・誰か、アニメ化お願いします。
じゃなかった。
「未来人リョウ」というタイトルからして、昔のソノラマ文庫っぽいノリだが、こんなストーリー
でもあったのかもしれない。
まるで韓国映画「リメンバー・ミー」(2000)のようだ。
案外、これに影響されて作ったとか何だとか。
もっともこの作品自体、岩井俊二「Love Letter」(1995)からインスパイアされた
ものであるのだから、実際には岩井俊二の影響下にあるのだとも言えなくもないが、
訳が分からなくなるので、韓国映画を観て感動して書いた、とでもしておこう。
まあ、元ネタが「ターミネーター」説でもいいけど。
そんな背景から、リョウはこの青春時代に作った、青臭い妄想が目一杯込められたネタを、
非常に大事にしていたと思われる。
(話を面白くするには、転送するまで少女の性別は隠しておいた方がいいぞ、リョウ)

「あんたがプロ固定説を妄信しているんなら、素直にリョウ=64みらいにでも
した方がいいんじゃねぇの?wwww」
と、こんな風に思う不届きな住人もいるかもしれない。
たしかにNSHが送り込んできた緑の殺人ロボット「ハーフオー」(中身がちょっと
透けている)とリョウ・18歳の美少女コンビとの闘いも、なかなか面白そうだ。
まさにアニメとしては、絶好のシチュエーションではないか。
ハリウッド進出も夢ではあるまい。
オタクUSA、万歳!
だが残念ながらリョウの正体は、64みらいではないような気がするのだ。
というのも、作風が少し似ているが、作品に対するスタンスが正反対だからだ。

たとえば光BOY・リア・明菜はキチガイ役者だが、その芸風は他者の行き過ぎを
たしなめる狂人といったものだ。
キチガイのくせに、犯罪に繋がるような言動を残さなかった。
またJJ・J2・64みらい等、一連の予知ネタも、警察に通報されるような類のネタ
ではなかった。
むしろ彼らは、先読みして差別的言動を抑える役割までしている。
そして蓋スレ。
関西氏による倉敷の加須山周辺の聞き込み調査に合わせ(ただの罠だったようだが)、
通報厨達が大量に湧いてきたのだが、これは第9夜でも語ったように、蓋や自宅が
見つかるのを妨害するため云々ではなく、騒ぎが拡大して警察沙汰になるのを懸念
していたからだ。
その証拠に、「警察に通報する」と語る連中は、全員が口を揃えたように「HINA
・区らしき達に罪はない」と偏った擁護をしていた。
566氏だろうが区らしきだろうが、全員同罪と見なさなかった心理的背景から、釣り
一派が、警察やマスコミに蓋騒動を嗅ぎ付けられないように、必死になって脅かして
いたと考えられる。
つまりこの蓋の一件でも、犯罪になるのを極度に恐れ、敏感に対応していたと言えよう。
単なるイタズラや釣りではなく、秘密の仕事であるがゆえの用心深さなのだ。

ところが、リョウにはそうした配慮が見られなかった。

「東京自爆テロ」は重要な伏線だったし、それは別の自分が翌日、即座に引き
受ける展開になっていたため、通報騒ぎになるとは予測していなかったのだろう。
修羅場の経験が不足していたからこそ、安易に「自爆テロ」というキーワードを
繰り返し、その上場所の特定までしてしまった。
JJや64みらいの中の人なら、時節柄、こんな危ない発言をしなかったはずだ。
ここにオレが、リョウをして「新人」と看破した理由がある。

仮にリョウが「彼」と同一人物であり、ちょっと調子に乗りすぎただけだったと
しても、この通報騒動にビビッて逃げてしまうのは少しおかしい。
「彼」の持っている長所である、「図太さ」の匂いが感じられないのだ。
実は、切り抜ける方法などいくつもあった。
まずは新しいスレでこの問題が出た時、怖がらせた事を素直に謝罪すれば良い。
これは上手くいけば、住人達に罪悪感を埋め込む事ができる。
と同時に、無意味なジャンク情報を大量に投下し、通報厨の意識を逸らす。
そして次は、お約束の擁護発言の自演自作劇。
できれば、仲間からの援護射撃の方が理想的だ。
「ネタに通報とかマジになっちゃってる奴、ワロスwwwwwww」
このように物事を相対化し、相手へ自分の異常性を悟らせるように仕向ければ、
心理的負担が一気に肥大化する。

釣り師本人が淡々とした機械的発言に終始し、逆に外野が繰り返し「擁護」と
批判者への「オウム返し(批判する態度をそっくり批判し返す)」を行えば、
心理操作と精神力を削る事が可能なのだ。
繰り返し繰り返し、根気よくそれを続ければ、対象者はそのうち音を上げてしまう。
なぜなら常識人は、軽い気持ちで2ちゃんねるをやっているだけだからだ。
オレは捻くれた頑固者だから、この手のブラフにはほとんど引っ掛からないが、
遊びで訪れた利用者が何らかの疑問を持っても、ろくに意見を述べる間もなく、
心理操作で心にトラウマを埋め込まれてしまうのがオチだ。
未来人リョウでも、いくつかの心理テクニックを駆使していれば、最後まで芸が
続けられたのかもしれない。

オレのような暇人が粘着していた理由もあろうが、リョウは本当に逃げてしまった。
「彼」ならば、オレが長く鋭いツッコミを入れても、一行程度のレスで切り替えされ、
素知らぬふりで芸をしていたはずだ。
64みらいのように。
今風に言えば、意識的に鈍感力を行使する、といったところか。
リョウには、芸を続けようとする粘り強さがない。
負けん気が強いのに、自尊心を守ろうとする意識がまだ残っている。
これも「彼」とは違う特徴だ。

他者が反論できないよう、後にブログで再開したほど未練があったのに、あの時芸を
即座に中止し、素直にVIPから撤退したのは、自分で判断できなかった、つまり経験値
が低かったから他者の意見を仰ぎ、求められた側も無難に「一時中止」という選択を
命令した流れでもあったのかもしれない。
こうした推測からも、リョウのプロ固定新人説へと結びついてしまうのだ。

オレは、疑問に思う。
プロ固定だったとしても、経験値が低いにもかかわらず、なぜわざわざVIPへやって
来たのか、と。
しかもあらかじめシナリオを作り、続き物という大規模な釣り芸だった。
ここに引っ掛かりを感じる。
もう少し身の丈に合った釣りをすればいいではないか。
この説明をするために切り口を変え、こう考えてみよう。
リョウは腕試しのような感覚で、目の肥えた猛者達が集まるVIPに殴り込んで来た、
という推理である。
だからこそ、思い入れの強い「自信作」(脚本付きの連載形式)を携えていた。
どうしてこのような状況が生まれたのか。
誰かに認められたいからだ。
誰に?
そう、「彼」とその周辺にいる連中に、だ。
プロ固定として採用されたばかりのリョウが、経験値を上げるためにVIPで修行を
していたのだ。

気になる事がある。

それはリョウが、GWの「後半」に合わせ、芸をしようとしていた動きだ。
リョウが現れた日と、予告された回数を計算すると、ちょうどGW最終日で芸が
終わる事になる。
そして2006年のGW(4月29日~5月7日までの最大で9日に及ぶ期間)の「後半」
とは、あの騒動が勃発した時期とピッタリ重なっているのだ。

オカ板住人なら知っているかもしれないが、去年のGWに「GW厨」が出現し、
釣りスレを乱立させた珍事があった。

今日の23時から実況します!!!2
ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1146933486/

 


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