拾めーとる電信好舎

CQ 10めーたー時々6めーたー

50Mhz再興・山岳無線で有利な周波数帯

2012年08月23日 10時42分11秒 | ham
山岳回折調べていたらこんなのみっけた
登山と言えば144・430がほとんど、50は絶滅状態。トランシーバーも販売されていないに等しい。
昔の50の賑わいを再び

電波監理局のHP
高度利用システム部会報告書から引用

① 2.4GHz 帯
2.4GHz 帯は波長が短いマイクロ波帯であるためアンテナの小型化は70MHz帯等の他の周波数帯と比較して容易であるとともに、鋭いアンテナ指向特性、大きなアンテナ利得を得ることができる。
反面、自由空間における電波伝搬の減衰は大きく、その減衰量は約100dB/㎞であり、雨や雪等の影響を受け易く、湿ったざらめ雪が降っている空間では10dB/m 程度減衰することが検証されている。また、直進性が強いため、入組んだ地形や樹木の生い茂る場所では、さらに減衰量が大きくなると考えられている。

② 1.2GHz 帯
1.2GHz 帯は2.4GHz 帯の1/2 の周波数になるものの、周波数帯域的にはマイクロ波帯であるために、2.4GHz 帯とよく似た電波伝搬特性を有している。自由空間伝搬損失は約94dB/㎞であり、降雪中の減衰量は3dB/m 程度である。

③ 400MHz 帯
400MHz 帯における自由空間伝搬損失は約84dB/㎞であり、マイクロ波帯の周波数に比べ、その減衰量は大幅に小さくなる。また、雨や雪等の影響も受け難くなり、降雪中の減衰量も1dB/m 以下と無視できる値となる。

④ 150MHz 帯
VHF帯を代表する150MHz 帯の波長は、メートル単位となる。この周波数帯では、雨や雪等の影響は400MHz 帯に比べてもはるかに受け難くなり、降雪中においてもその減衰量は無視できる値となる。また、波長が長いため山岳地等では電波回折効果によって見通し外の通信も可能となる。1㎞当たりにおける自由空間伝搬損失は、約76dB/㎞である。
この周波数帯を使用する汎用品は市場に多く出回っており、利用しやすい環境にある。

⑤ 70MHz 帯
70MHz 帯における自由空間伝搬損失は約69dB/㎞であり、前述の各周波数帯の中でも最も減衰量が少ない。また、電波回折効果も十分に得られるため、山岳地域における通信には有効な周波数帯である。
しかし、アンテナの形状も大きくなることや周波数が低いことから、高速のデータを伝送する用途には向いていない。

以上引用でした