お山の大将 Web Diary Ⅱ

セカセカしてても過ぎ去る一日
ボーッとしてても過ぎ去る一日
そんな毎日をちょっと書き留めてみると
こんな感じです。

雪壁に阻まれた 猿政山

2011年02月05日 | 

 立春を向かえ、大雪も峠を越えた様子なので

県北を目指すことにした。

 しかし、目的地の候補を3つ持って家を出て、道中の雪の状態で

三良坂から高野町を目指すことにした。

 

 今日の目的地は猿政山。12月に吾妻山から見た林道と長い尾根の山容が

印象的で、歩くスキーに最適と判断したのだが・・・。

 R432の吾妻山への分れを過ぎ、王居峠を越えて高野町に入る。さすがに県内

屈指の豪雪地帯とあって真っ白。でも除雪は完璧。

 県道110号線を上湯川へと入って行く。「通行止め」の看板はあったが、除雪が

されていたので、突っ込んでみる。

 猿政山の林道に通じる分れを探していたが、それはネットの航空写真で見たイメージ。

分からないまま除雪の終点に到着し、仕方なくそこを起点に探すことにする。

オカシイなと思いながら谷を2つほど探索したが、分からないので諦め

今日は、名も無き雪原を散策することに。

 

雪原のモンスター?

 

 

 前夜、仕事帰りにホームセンターで買った700円の手袋。

なかなか具合よろしい。

ランチにチゲ鍋をチョイスしたのはいいが、辛いカライ。 

雪原をフラフラしただけでのランチタイム。

やっぱ、充実感なし。 

 

 

 

 

 雪原のスクランブル交差点。

 

 今日は、不完全燃焼だけど、こんな日もあると割り切り、温泉でも探して帰ろう。

 

 トボトボ引き上げていると、それらしい林道への分かれを発見。

除雪がされてなかったので、つい見落としていたようだ。

 時はすでに13時を回っていたが、天気も安定しているようだし、

陽も長くなったので、急遽アタック開始。

 誰のトレースの無い林道を快適に進む。

 

 

 心配していた法面からの雪崩も大丈夫そう。

 

遠くに見える吾妻山も上部は真っ白く雪を冠っている。 

 

 

 

 

 黒石山かな?

 

 

 

毛無山?方面 

いよいよ猿政山の長い尾根に取り付きます。 

急登は蟹足で慎重に高度を上げて行く。 

 

ちょっと高いところに登ると、それだけでご機嫌になってしまう。 

見えているのは頂上か、それとも偽ピークか? 

15時を回り、穏やかな影がブナ林を走る。 

 

 

 

尾根は意外と狭い。

東側に張り出したセッピを踏み抜かぬよう慎重に。 

イメージでは一本調子の傾斜の尾根かと思いきや、一段登ってはゆるやかに

また一段登っては少し平らにを繰り返す。 

 

 

 

ここまで何とかスキーを履いて登ってきたけれど・・・。 

 

ここで雪壁に阻まれる。

左右を巻こうかと思っても、急な岩場で逃げ場がない。

仕方なく、スキーを脱いで4WD登法で挑む。

積雪は吹き溜まりで3m近い。ストックを刺しても効かない。

ストックを2本まとめて横に打ち込むと、いくらか効果あり。

しかし、雪崩を誘発しそうな状況になったので、「特に勇気もいらない撤退」を決め込む。

本日の最高到達地点からの眺め。 

下の写真は12月に吾妻山から見た猿政山。

尾根中央の急なところが、本日の到達点と思える。

これを越えると後はなだらかだったのに、残念。 

アタックを終えて、天気も気分も晴れ晴れ。 

さて、ここからの下りが最難関

ヘッピリ腰で「アー、ギャー」と悲鳴を上げながら

コケまくる。

 

下りが苦痛のこのスキー、そろそろ愛想も尽きそう。

 

 

 

 

 

夕日に伸びる影を追いながらスイスイと下って行きます。 

 

頂上は踏めなかったけど、アタックできたことに満足顔でイエーイ! 

17時15分 県道との分かれまで帰り、後は慎重に雪道を走る。 

 

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