お山の大将 Web Diary Ⅱ

セカセカしてても過ぎ去る一日
ボーッとしてても過ぎ去る一日
そんな毎日をちょっと書き留めてみると
こんな感じです。

ヘッピリ腰でキャッホー! 池ノ段ダウンヒルスキー

2011年02月19日 | 

 駅伝大会の筋肉痛もやっと癒えたのと、天気は文句なしの予報だったので

今シーズンの目標としていた立烏帽子山にチャレンジしてみました。

 R432の吾妻山への分かれからも、白きたおやかな吾妻山が望めます。 

 今回は、スノーエキスプレスが威力を発揮してくれました。 

 スタートは、ドルフィンバレースキー場跡の少し手前のきじや橋を9:20出発。 

 50mは除雪してあったけど、そこから先は1mの積雪。

スノーハイクには最高のコンディションです。 

 さすがにこの長い林道を歩く人は居ないのか、トレースの跡もなし。 

 スタート地点を振り返ると、その背後に吾妻山が見えています。 

 少しわかりずらいですが、枝についた樹氷がキラメイテいました。 

 

 強い陽射に影もくっきり。 

 

 

 猿政山も雪の量が増し、白くなっています。 

 50分かかって萩峠に到着。

先は長い。 

 

 天気は最高。その分気温が急上昇で、どんどん雪が緩んでいきます。

頭上からも、氷や水滴がポタポタと・・・。

 そう、快調だったのはこの辺りまで。萩峠からの下りを快調に滑る予定だったが

一向にスキーが滑らない。シールが湿った雪で濡れて雪がくっつき重いのなんの。

ブレーキがかかった状態で、上体がつんのめってしまう。

 

 福田頭が見えてきた。 

 熊野神社方面からの林道は、すぐそこまで除雪されていた。

しまった、こっちから来れば楽だったのに。 

 この辺りから最悪状態に。

一度スキーを脱いで、雪の団子を落として再チャレンジ。  

 ところどころに小さなデブリが。 

 雪解け水がアスファルトを走り、雪が解けて大きな穴ポコ状態に。 

「天狗には高下駄が似合う?」

こんな状態じゃあ、お手上げ。

スキーが完全に下駄状態となり、滑らない。滑らないから持ち上げようと歩く。

ところが滅茶苦茶重たい。モモの筋肉が引き攣りそう。 

汗拭きハンドタオルをはまって、シールの水分をふき取る。

 体力回復のため、しばしの休息。

甘~いクリームパンでエネルギー補給。 

 休憩の後、意を決して再出発。

快適な滑りは1分ともたなかった。

すぐさま高下駄状態に。

そろそろ心がめげ掛けていた。スタートから2時間、体力的にも限界が近づいていた。 

 

撤退を考えながら進んでいると、少しスキーの感触が変わってきた。

標高が上がったせいか、雪が乾いてきたようだ。

団子が付きにくくなり、次第にスキーが滑りはじめた。 

スキーの状態は少しよくなったが、12時を過ぎ腹が減ってガンバリが効かなくなってきた。 

と、ようやく立烏帽子の駐車場分かれまで登ってきた。 

この坂を登ったら昼にしよう。 

駐車場に大きな太陽光のパネルが設置してあった。 

先客がおられた。

東広島から来られたスノーシューの方だった。

すぐ傍でお話をしながら昼食を取らせていただいた。

ここまでは、雪質に大きく左右されないスノーシューの勝ちだと思った。 

  

樹氷が緩んでパラパラと音をたてて降ってくる。 

一足先に登られたスノーシューの方を追って、立烏帽子の登りに取り掛かる。 

林間をジグザグを切って高度を上げると雪面が広がっていた。 

さっきまでの下駄の辛さから開放されて、気分も高ぶってきた。 

竜王山へのスカイラインが延びている。 

白い大山が浮かび上がっている。 

高度が上がり、見晴らしが広がるにつれご機嫌に。 

紺碧の空に向かって高度を上げていく。 

スノーシューの人は直登されたようだ。 

13:45 立烏帽子山

途中撤退を考えていたことを思うと、思いもよらぬピークハントとなった。 

 

 

 

 

 

池ノ段へと続く稜線漫歩。 

  

 

 この辺りでは既にコース変更を決めていた。

 当初の予定では、仮に立烏帽子の頂上に立ったとしても、

そのまま引き返し林道を帰る予定だった。

 しかし、帰りも高下駄に苦しめられるのかと思うと、

ちょっと勇気を出してドルフィンバレーのスキー場跡をコケコケでも滑って降りたほうが

断然楽だろうと思えてきた。 

 右から、吾妻山、猿政山、毛無山方面。 

一旦下って広大な雪面を池ノ段に登り返して稜線漫歩は続く。 

 

 

風紋の向こうに雪庇が見える。 

シールが良く効き快適な登高が続く。 

正面にはシーズン始めに登った伊良谷山と牛曳山か。 

 

 

池ノ段から広い雪面のダウンヒルコースが続く。 

こんななだらかなコースなのに、踵の押さえが効かずヘッピリ腰で何度も空を仰ぐ。

情けない滑りだけど、雪と戯れて最高にハッピー! 

左がスノーシューの人、右が私のシュプール? 

後から弾丸山スキートリオが歓声、奇声を発しながら気持ち良さそうに下ってこられた。 

スキー場への下降ポイント。 

 

無風、快晴に誘われてのんびりコヒーブレーク。 

 

 

 

 

さて、10数年振りにドルフィンバレーの上部から滑降開始。 

 

 

いやいや、滑降と呼べるものではありませんでした。

右へ行ってはヨロヨロ、左に行っては恐る恐るやっとの思いでターンを。

挙句の果てにスキーは青空に向かっていた。 

 

 

 

  

 

 ようやくセンターハウスが見えてきました。 

スピード感のまったく無い滑降中。 

広いゲレンデ独り占めの滑りに大満足。 

 

ゲレンデ下から車までは徒歩でゴールへ。

16:30 遊び疲れてトロトロと帰路へ。 

 

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