この夏の天候不順で、今年の初漕ぎがシルバーウイークになってしまった。
が、結果涼しくて大正解。
金曜の夜、20:35出発。山陽道、播但道までは良かったが、そこから鳥取道までが
不明瞭と悪路で少々戸惑った。
なんとか23:50 道の駅かわはらにて撃沈。
翌朝は車の屋根を叩く雨の音で目が覚めた。天気予報では、晴天を告げていたのに。
それでも朝支度をしていると晴れてきて、ひとまずヤレヤレ。
このの道の駅は、24時間開放されていて仮眠室まで備わっていた。ゆっくり横になれない
乗用車の人には嬉しい設備だ。おまけにファミマもあって利便性は◎。
一旦河口まで下り、自転車を河口公園駐車場にデポして再びスタート地点に舞い戻る。
この遊びは、スタートとゴールの設定がポイントである。
今回も運良く、鳥取道の橋の下に、快適はドロップインポイントを見つけることが出来た。
河原城、霧に包まれればいい感じか?
カヌーを組み立ていると俄かに空が暗くなり、一瞬迷ったが濡れネズミ覚悟で
9:12 漕ぎ出し。
スタート直後にちょっとした瀬があり、最初の白波を慎重に漕ぎ下る。
ひとまずヤレヤレと安心していると、空からポトリポトリ・・・。
川面にも雨粒の輪が広がっていく。あーあ、さっそく来たか、と少々テンション下がり気味。
そう、落ち込んでいると、ゴーッという地鳴りのような轟音が聞こえてきた。
どう見ても漕ぎ下るポイントが見つからないので、早々に舟を降りて流し下ろうとした途端、バランスが崩れて舟が横を向き一気に水圧で横転して水を含んでしまった。
被害は、ペットボトルの水が流されたのと、川地図がベチャンコに。
こんなことで凹んでられない。
「やっちまった後悔は日々小さくなるが、やらなかった後悔は日々大きくなる」の精神で
リスタート。
幸い雨は大したことなくて、かえって涼しくて快適。
河岸に咲く可憐な・・・何だ?
ところどころに立つ釣り師とアイコンタクトを取りながら
邪魔にならないように。
護岸には因幡自転車道が整備されている。
もっと瀞場が続くのかと思いきや、技量にあった適度な瀬のお陰で
思った以上に流れ進んでいく。
そんなこんなで、ここらでちょっとスイーツ休憩。
濡れた地図を繋ぎ合わせて、この先の流れを占う。
振り返ると、青空も広がり始め、テンション上げ上げ。
鉄橋を山陰本線の列車が渡っていく。
川幅が広がり、空が占める面積が広がってくると、河口も近い。
しかし、この辺りからがきつかった。
風を受けてウネリの中を力技で進むしかない。
ところが、流失したペットボトルのせいで少々脱水状況。
おしっこ休憩も取りたいが、我慢してゴールを急ぐ。
天気は完全に回復し、ジリジリと焼けていく。
そんな中、やっとゴールが見えてきた。
12:50 約14キロを漕ぎ下って日本海の白波が打ち寄せる河口にゴール。
トナカイの角を思わせるような流木を発見。
今日のお土産はこれでキマリ!
この広がる青空を見るために、ワシの川旅は続く。
ボロチャリで川土手から下ってきた川景色を楽しみながら
1時間掛けてスタート地点に到達。
三度車でカヌーを河口で回収して、15:00やまなみ街道経由で帰路につく。
19:50 無事帰還完了。
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