ぎゃらりい・じぞう

男は生まれた時から男なんだっ。
  お母さんにはわからないんだっ。
    それでも見つめてほしいんだっ。

すべての人に愛された「やまとさん」へ。12号の母より。

2007年04月27日 | 地蔵12号・5歳
今朝早く、このブログの12号の似顔絵を描いてくださった「やまとさん」がお亡くなりになったことを知りました。私の声に12号も飛び起きました。
「やまとさんが死んじゃったの?どうして!」

今月8日に会ったのが最後でした。
富山の地酒のイベントがあり、12号と一緒に行きました。
やまとさんの絵と文字が焼きつけられたお猪口をもって、一緒に会場を回りました。やまとさんはもう良い感じで酔っていました。12号はアイスクリームをもらいました。
「イベントやけど普通に飲んでしもとるわ」とヘラヘラする私を見て、やまとさんはゲラゲラ笑い、会場のどこかからツマミを持ってきてくれました。結局座り込んで「もう居酒屋っちゅことで。」と次から次へとクイクイ飲んでしまいました。
そのうちやまとさんも壇上にあがってトークに加わらなければならなくなりました。すると「これこれ!これ持ってって!」と、気に入ったお酒を瓶に入れて私に持たせてくれました。
壇上のやまとさんに私と12号は手をふって、やまとさんもこちらに笑いながら手をふってくれて、そうして別れました。

息子12号にとって、やまとさんの死は、生まれてはじめての「身近な人」との永遠の別れなのです。
「もう会えんが?」
12号は繰り返し繰り返し聞いてきます。
そうだね、またね、と笑って手をふったはずなんだけど。

思えば『ぎゃらりい・じぞう』がブログに移行する前、まだHPの時に、赤ちゃんだった息子(地蔵12号)のキャラクターが愛されて、人から人へと繋がってまた繋がって…という縁でした。
写真は2月3日に会った時のものです。その日の記事に、やまとさんのコメントが残っています。
12号は自分で作った節分のお面を、やまとさんに見せるために持っていきました。鬼の目から涙が出ているんです。泣いているんです。保育所で泣いている鬼を作ったのは12号だけでした。
やまとさん思いっきり楽しそうに笑っていますね、一緒にいた南無さんと話して盛り上がって爆笑しているところですね、この日は6時間ほども飲み続け話し続けましたね、やまとさん。
悲しいです。
やまとさんのまわりの人達はもっともっと悲しんでいることでしょう。
心から、心から、御冥福をお祈りします。
やまとさん・・・また会いたかった・・・

    【 南無の日記『訃報の知らせ』にTB 】