仏トラック突入の犠牲者84人に、犯人はチュニジア出身の男
2016年7月15日(金)17時45分 Newsweek
フランス南部のリゾート地・ニースで14日夜、革命記念日の祝日に合わせて打ち上げられた花火を見ていた群衆にトラックが突っ込み、
当局によると少なくとも84人が死亡したほか、多数の負傷者がでている。
カズヌーブ内相によると18人が重体。
現場は海岸沿いの著名な遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」。運転手の男は25トントラックで約2キロをジグザグに走行、
その後、銃を乱射したが、警官に射殺された。
オランド大統領は演説し、疑いようもないテロ行為だと指摘。
130人が犠牲となった過激派組織「イスラム国」による昨年のパリ同時多発攻撃を受けて続いていた非常事態について、
3カ月延長する方針を表明した。
今のところ今回の攻撃は単独犯によるものとみられている。
警察関係者によると、運転手の男(31)はチュニジア生まれのフランス人で、犯罪歴はあるが、
公安当局の要注意人物リストには載っていないという。