IAEA、イラン機密核計画に関するネタニヤフ首相声明にコメントせず
2018年05月02日 06:02 SPUTNIK

国際原子力機関(IAEA)の報道官がスプートニクに対して述べたところによると、「プロジェクト・アマド」という暗号名で
呼ばれるイランの機密核計画が存在していたとする、イスラエルのネタニヤフ首相の声明について、IAEAは公に議論する
つもりはない。IAEAは、同機関が入手可能な、安全保障確保に関連する全ての情報について評価を行っている。
しかしIAEAは、そのような情報に関する問題の公の議論を実行することはない。
IAEAの天野事務局長は2015年、自らによる報告書で、「2009年以降の核爆発装置の開発」を目的とした、
イランにおける何らかの活動を指摘する信頼できる情報を、IAEAが持っていないと発表していた。
IAEA報道官は今回、このことを指摘したうえで、「事務局長の報告書に基づいて、理事会はこの問題の検討終了を宣言した」と
述べた。
近いうちに、イランの機密核計画に関する、情報機関による新たな情報を調査するため、ドイツ、英国、フランスがイスラエルに
自国の専門家グループを派遣する。