ソマリア首都の爆発、死者276人に 負傷者300人
2017年10月16日 14:26 発信地:モガディシオ/ソマリア AFP
【10月16日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)の繁華街で爆発物を積んだトラックが爆発した事件で、情報省は
これまでに276人が死亡し、300人が負傷したことが分かったと発表した。死者はさらに増える可能性があり、欧米各国は自爆攻撃と
みられる今回の爆発を強く非難している。
爆発はホテル前の交通量の多い交差点で14日に発生した。情報省の声明は、「276人が死亡し、300人が負傷してモガディシオ
市内の複数の病院に入院している」と述べている。
これに先立ち現地警察は、AFPに「300人以上が負傷し、中には重体の人もいるため、死者はさらに増える可能性がある」と説明。
「これまでで最も多くの死者を出した攻撃だ」と指摘していた。
米国務省は声明で爆発を「最も強い言葉」で非難。米政府は「ソマリアの政府と国民、そして米国の同盟諸国と共に引き続きテロと
戦い、平和と安全、繁栄を実現するための彼らの取り組みを支援していく」と表明した。
このほか英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)外相、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領、
カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相もそれぞれ強く非難した。
続報では死者300人、負傷者350人
ソマリアの首都モガディシオ中心部で、トラック爆弾の爆発が起きた現場(2017年10月14日撮影)
ソマリアの首都モガディシオ中心部で、トラック爆弾の爆発で破壊された車の残骸(2017年10月14日撮影)。
ソマリアの首都モガディシオで、トラック爆弾の爆発に抗議する人たち(2017年10月15日撮影)