輸入赤貝から規制値倍の毒 韓国産、千葉県が回収命令
2020.6.19 18:27 産経新聞
千葉県は19日、同県多古町の食品販売業者が韓国から輸入した赤貝から、国の
規制値の2倍近いまひ性貝毒が検出され、業者に回収を命じたと発表した。
一部が市場を通じて飲食店に流通したという。現時点で健康被害の情報は入っていない。
県によると、回収の対象となったのは「盛洋貿易」が輸入した赤貝。
同社は計3830キロを輸入し、東京都や水戸、横浜、福岡各市内の市場などに卸した。
一般的な加熱調理では毒素は分解されず、食べると手足のしびれや頭痛、呼吸困難
などの症状を引き起こす。大量に食べると、最悪の場合は死に至ることもあるという。
赤貝を抜き打ち検査した福岡市から連絡があった。