英、TPP参加申請へ 「大きな経済的利益もたらす」と英首相
発信地:ロンドン/英国 AFP
【1月31日 AFP】英国際貿易省は30日、オーストラリアや日本など11か国の環太平洋連携協定(TPP)への
参加を申請すると明らかにした。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)後の計画の一環。
エリザベス・トラス(Elizabeth Truss)国際貿易相が2月1日に英国のTPP参加を正式に要請する。
英国のTPP参加申請は、EUから正式に離脱してから1年という時期に行われる。英国際貿易省によると、
英国の参加に向けた協議は今年始まる見通し。
今後、TPPの意思決定機関であるTPP委員会が英国の加入手続きの開始を決めれば、加入交渉の
ための作業部会が設置される。委員会の全メンバーの承認を得られれば、英国のTPP加入が決まる。
英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、「わが国がEUを去ってから1年、わが国は英国民
に大きな経済的利益をもたらす新しいパートナーシップを築きつつある」と述べた。