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<アルゼンチン経済>大統領予備選、現職マクリ氏、予想以上の大差で敗北。アルゼンチン資産、株式大暴落。

2019-08-17 11:55:07 | 国家経済・株式市場・為替・金融

 現職マクリ氏、予想以上の大差で敗北-アルゼンチン大統領選予備選

  • 開票率84%の段階で野党候補フェルナンデス氏が15ポイントリード
  • 介入主義的政策が市場重視の政策に取って代わると市場は懸念

アルゼンチンで11日に実施された大統領選挙の予備選で、野党候補が予想を上回る得票差で与党候補に

勝利し、10月の本選に向け勢いを得た。


  開票率84%の段階で、野党候補のアルベルト・フェルナンデス元首相の得票率は47%、現職の

マウリシオ・マクリ氏は32%。マクリ氏が7ポイントを上回る得票差で敗れた場合、逆転は難しい

だろうと世論調査会社はかねて指摘していた。フェルナンデス元首相は、クリスティナ・フェルナンデス・

デ・キルチネル前大統領が副大統領候補として脇を固めている。
 
 
   マクリ氏は公式データ発表前にブエノスアイレスで支持者らに対し、「悪い選挙だった。10月の

選挙を前に倍の努力が必要だ」と語った。
 
 

  予備選後の12日の市場は、過去4年間のマクリ大統領による市場重視型の政策が、かつての

介入主義的政策に取って代わられる可能性を消化する動きとなり、相場は急落が予想される。

クリスティナ・フェルナンデス前大統領は2007-15年の在任期間中、年金基金を国有化し、

為替管理を導入した。

  

原題:Argentine President Macri Loses Key Primary Vote in Landslide(抜粋)

アルベルト・フェルナンデス元首相(野党候補) Bloomberg

 


フェルナンデス氏が大統領になると左派政権が返り咲き、年金支給額増額、最低賃金の引き上げなど

ばらまき政策をとる。

 

アルゼンチンで財政規律を無視したばらまき政策をすると、過去の経験からデフォルトになる可能性が

非常に大きい。

 

 

アルゼンチン資産、株価の大暴落が起きた。

アルゼンチンには経済的に中国が入り込んでいる。

アルゼンチンがデフォルトになると中国にも飛び火。

中国自体経済危なく、香港デモも激しくなり香港株式市場も下落。

ドイツ銀行にも飛び火しドイツ銀行も破綻する可能性大きくなる。

なんか凄いことになりそうです。

まずはアルゼンチンの大統領選に注視です。

アルゼンチン資産が急落、ペソ最安値-大統領予備選の結果に衝撃

2019年8月13日 0:35 JST   Bloomberg

  アルゼンチン大統領選の予備選挙で現職のマクリ大統領がポピュリストの野党候補に予想外の

大差をつけられ2位となったことを受け、12日の金融市場で同国資産が急落した。

 
  アルゼンチン・ペソは一時15%安の1ドル=53ペソと、過去最安値を更新。オフショアの国債も

大きく売られ、100年債はニューヨーク市場で一時27%ほど急落、額面1ドル当たり54.66セントを

つけた。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、5年物の保証コストが808ベーシス

ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。アルゼンチン株の上場投資信託(ETF)はニューヨーク

市場で22%の大幅下落となった。

 

  11日に行われた大統領選の予備選では、野党候補のアルベルト・フェルナンデス元首相がマクリ氏に

予想外の大差をつけて首位となった。フェルナンデス氏は副大統領候補にクリスティナ・フェルナンデス・

デ・キルチネル前大統領を立てている。10月27日の大統領本選を控え、投資家は既にアルゼンチン

資産へのエクスポージャーを減らしつつあったが、予備選の結果に動揺を隠せなかった。

 

   アマースト・ピアポイント・セキュリティーズは、12日の取引開始時に「パニック」が起きると

警告を発していた。他の市場関係者からは、アルゼンチン中央銀行が自国通貨下支えのために介入する

可能性を指摘する声も上がっている。アルゼンチン・ペソは先週末の段階で既に、対ドルでの年初来

下落率が新興国通貨の中で最悪となっていた。

 

   トレーダーらは今回の予備選結果について、アルゼンチンの経済政策がマクリ大統領の進めてきた

市場寄りの政策から離れ、通貨や資本の統制といった措置への回帰を探る可能性を示唆するものと

懸念している。

 原題:Argentine Assets Tumble After Macri Routed in Shock Vote(抜粋)


アルゼンチン株指数が1日で48%下落、過去70年で2番目の大きさ

  • 1日の下落率としてはスリランカ株指数の1989年の60%強に次ぐ規模
  • アルゼンチンは2002年にも同程度の大幅安に見舞われた

アルゼンチン大統領選挙予備選での予想外の結果を受けて同国金融市場が混乱し、株価指数のS&P

メルバル指数はドルベースで48%の大幅安となった。

 

  ブルームバーグが1950年までさかのぼって集計した94の株式市場の指数の1日の下げとしては

過去2番目の規模。過去最大の下げは、内戦下にあったスリランカの株価指数が1989年6月に

記録した60%強。

 上位5つは以下の通り。

 

 


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