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都政かきまわし、放置逃走か。無責任の極み。小池新党「希望の党」誰の希望を叶えるか 落選必至候補の「議員バッジファースト」?

2017-09-28 00:06:31 | 選挙

小池新党「希望の党」誰の希望を叶えるか 落選必至候補の「議員バッジファースト」?

2017.9.27 01:00    産経新聞

 小池百合子東京都知事(65)が25日、側近の若狭勝衆院議員(60)や細野豪志元環境相(46)らに任せてきた国政新党立ち

上げについて「リセットする」と述べ、自身の「希望の党」代表の就任を打ち出した。ただ、肝心の政策は「憲法改正」「原発ゼロ」

など総花的なスローガンに終始し、結党メンバーで密に議論を煮詰めた形跡はない。新党は小池人気にあやかろうと当落の

危うい議員の「選挙互助会」「議員バッジファースト」と化しているとの疑念がぬぐえない。


 新党は衆院選(10月10日公示-22日投開票)で150人規模の擁立を目指している。ただ、小池氏の国民人気がいかに

高かろうが、現職をはじめ議員経験者だけで頭数をそろえるのは難しい。


 そこで、若狭氏は「永田町という限られた世界の人だけでなく幅広い人材が必要」との認識の下、国政選挙候補者の発掘の場として

9月に政治塾「輝照塾」を開講した。


 小池氏ら自治体の首長による6回の講義を経て国政への見識を深めた上で、塾生から次期衆院選の候補者の資質を見いだす

のが狙いだった。ただ、同塾は安倍晋三首相(63)による突然の解散表明により、16日の1回だけ受講した塾生からの選抜を

余儀なくされた。


 若狭氏は連日、議員会館にこもり塾生らに出馬要請の電話攻勢をかけるが、思うように擁立作業が進まないのが現状だ。

若狭氏が候補者として期待をかける若手の塾生は300万円の供託金の支出を渋り、出馬のため勤めている企業の退職に踏ん切り

がつかない塾生もいるという。


 そうなると候補者選定の矛先は「永田町の住人」に向かざるを得ない。民進党を離党した細野氏が中心となって、旧知の民進党

議員になし崩し的に擁立を訴えている。


 細野氏は「間違っても選挙目当てにすべきではない。そこはしっかり確認し、理念政策の一致した政治集団を作る必要がある」と

強調するが、実態はどうだろうか。


 希望の党には現時点で国会議員15人(衆院11人、参院4人)が参加する見込みだ。衆院議員11人の内訳をみると、選挙区で

落選し、比例代表での復活当選者が5人いる。また、小池旋風の追い風が期待できそうな東京、神奈川、埼玉の首都圏を地盤と

するのは9人に上る。


 両方に該当し、内閣府副大臣の職を投げ出して自民党を離党した当選3回の福田峰之衆院議員(53)=比例南関東=は地元の

神奈川8区で一度も勝利していない。離党表明の記者会見では「議員になることが極めて重要だ」とあけすけに語った。


 東京3区で前回落選した松原仁衆院議員(61)=比例東京=も25日、民進党に離党届を提出し、「新党は(当選が厳しい議員の)

駆け込み寺ではないか」との記者の質問に「政治は勝たないといけないというのも事実だ」と語った。自民党や民進党などの既成

政党では当選が難しいと判断したと思われても仕方ない。政治家にとって選挙は勝利が至上とされるのは一面の真実だが、

公の場で明言するのもいかがなものか。


 若狭氏らは、結党メンバーには政策理念の一致が重要だと唱えていた。その政策面にも疑問符がつく。


 小池氏は希望の党設立を表明した25日の記者会見で「希望の政治」「希望の社会」などと記載されたフリップを掲げて政策を

説明したが、具体的にどのような社会像を目指すのか踏み込んだ発言はなかった。


 地域政党「都民ファーストの会」と密接な希望の党と同様に、地域政党を母体に国政進出した日本維新の会には、リーダーだった

橋下徹前大阪市長の「大阪都構想」の実現を国会で後押しするために国政進出を果たすという目的があった。それに比べ、

小池氏が国政を目指す大義は見えにくい。


 小池氏は会見で、若狭氏が国政新党の目玉政策として繰り返し強調していた「国会の一院制導入」をフリップに盛り込まなかった。

若狭氏は記者団に対しフリップにあった「議員削減」が「一院制を意味していると思う」と苦しい説明に追われたが、小池氏にはしごを

外されたのは間違いない。


 新党は小池氏の突然の代表就任により、小池氏の一存ですべてが左右されることも明らかになった。新党の代表について

若狭氏は23日放送のBS番組で「少なくとも国会議員がなることはほぼ決まっている」と明言していた。若狭氏が小池氏の

代表就任を知ったのは、小池氏の記者会見の1時間前だったという。


 元自民党の若狭氏は「私は自民党に対して反論をして正論を言い続けてきた。(小池氏に対しても)変わらないスタンスでいくことは

間違いない」と強弁している。しかし、小池氏は代表就任会見の冒頭、「これまで若狭さん、細野さんをはじめとする方々が議論をして

こられたが、リセットして私自身が立ち上げる。直接絡んでいく」と宣言した。代表と側近の言うことが全く違っており、これでは

小池氏の独裁政党になりかねない。


 小池氏も7月の都議選前後だけ一時代表を務めた都民ファーストの会は今年1月の結成以来、わずか8カ月で延べ4人が代表に

就いた。身内からも「密室で決められた」との批判も出ている。都議選と同様、衆院選直前に希望の党の代表に就いた小池氏は

選挙後にその座を投げ出すのではないかとの疑念はつきまとうことになるだろう。 今のところ、希望の党は国民の希望より、

落選必至の候補者にとっての希望を叶えてくれる党のように見える。まさに「議員バッジファースト」だ。

しかし、北朝鮮の核・ミサイル開発が緊迫の度合いを増す中、政界再編をもくろむ小池氏の野望は日本にとっての希望ではなく、

混乱をもたらすだけになるのではないか。小池氏らの党運営の不安定さをみるにつけ、そう思わざるを得ない。

はちゃめちゃですね~。大日本帝国憲法を理想とする中山恭子氏から民進党までごちゃまぜ。

中山恭子氏は自民党を除名されたご主人の議員復活の為の夫婦揃っての合流だ。中山恭子氏の今までの活動が偽善に思える。

小池百合子氏の無責任さは酷い。都政を踏み台にして国政を牛耳るつもりなのか。都政もろくにできないのに、こんな政党に国を任せ

たら日本の国力は弱体化してしまう。

ここに集まった人、集まろうとしている人の口から「国難に立ち向かい日本を守る」という言葉が出てきていない。

トランプ・プーチン・近平とどう渡り合うのか。

有権者は新党に希望を持ってはいけない。