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<中国報道>中国アフリカ運命共同体は一層緊密に

2018-07-24 20:19:10 | 中共日本浸透工作・中共浸透工作・一帯一路・中国経済侵略

中国アフリカ運命共同体は一層緊密に

2018-07-23 16:43:36   中国網
 

アラブ首長国連邦(UAE)公式訪問を終えた習近平国家主席は21日、5年余りで4回目となるアフリカ大陸訪問に入った。

セネガル、ルワンダ、南アフリカ公式訪問、南アフリカ・ヨハネスブルグでの第10回BRICS首脳会議出席、

モーリシャス友好訪問を行う。


(文:賀文萍・中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

今回の外遊は習主席にとっては今年3月の国家主席再任後初の外遊であり、中国にとっては国際情勢が深く

変化する中、途上国に目を向けた重要な外交活動でもある。アジア・アフリカの数多くの途上国と

の南南友好協力の発展は常に中国外交の重要な基礎であり、一層緊密な中国アフリカ運命共同体の構築を

推し進めることは、中国の特色ある大国外交の必然的要請であるのみならず、国際社会の中心へと歩みを進める

中国にとって歴史的責任でもある。


習主席が今回歴訪するアフリカ4カ国のうち、「西アフリカの門」セネガルと東アフリカ海岸に位置する

「インド洋の真珠」モーリシャスは共に「21世紀の海のシルクロード」の重要な連結国であり、

「海のシルクロード」との連結の中から自らの潜在的発展能力をさらに掘り起こすことを望んでいる。


現在アフリカ連合(AU)の輪番議長国であり、中央アフリカと東アフリカを結ぶ内陸国であるルワンダは

20年近くカガメ大統領の指導下で卓越した発展の成果を得た。同国は「ルックイースト」政策及び国家統治と

発展の道の探索において独自の思考を体現してきた。

アフリカ大陸の最南端に位置し、3回目の訪問となる「虹の国」南アフリカで習主席はBRICS会議の他に、

ラマポーザ大統領と共に国交樹立20周年記念行事に出席する。


途上国の最も集中する大陸であるアフリカは、一貫して中国外交の「基礎中の基礎」だ。アフリカの西部、中部、

南部、東部をカバーする今回の訪問はアフリカ大陸全体への訪問と言ってよい。

訪問は9月の中国アフリカ協力フォーラム北京サミットに向けて共通認識を一層形成し、アフリカ諸国首脳と

直接意思を疎通し、中国アフリカ関係の一層の発展に向けた青写真を描き、中国とアフリカの政治的相互信頼、

発展における互助、理念の相互参考を深化し、一層緊密な中国アフリカ運命共同体の構築を推し進める。


習主席による頻繁なアフリカ訪問は、中国アフリカ関係の急速な発展の背景と将来性を反映している。

2000年の「中国アフリカ協力フォーラム」発足以来、中国とアフリカの協力は貿易、投資、請負協力、

発展援助、人的・文化的交流、金融及び安全協力など各分野でいずれも飛躍的発展を遂げた。アフリカにとって

中国は2009年に米国を抜いて以来9年続けて最大の貿易相手国であり、中国にとってアフリカは第3の海外投資市場、

第2の海外建設請負市場となっている。2017年末までに中国の対アフリカ投資残高は1000億ドル余りを超え、

中国企業3500社余りがアフリカで投資・経営を行っている。


習主席は2013年と2015年のアフリカ訪問で「真・実・親・誠」の対アフリカ政策理念と「正しい義利観」、

及び中国アフリカ「10大協力計画」を打ち出すとともに、総額600億ドルの資金支援を決定した。

近年、「一帯一路」イニシアティブのアフリカとの連携に伴い、中国とアフリカの生産能力協力と

インフラ整備がアフリカ大陸で盛んに実施されている。

アフリカ諸国は一様に「一帯一路」建設への参加を、21世紀におけるアフリカ発展の重要なチャンスと見ている。

歴史的に運命を共にしてきた中国とアフリカの人々は「一帯一路」の接続を通じて、

より緊密な中国アフリカ運命共同体を構築し始めると信じる。

「人民網」2018年7月23日 より

 

中国とアフリカの協力が多大な成果収める

23. 07. 2018  人民網

6月6日、セネガルの首都ダカールの国立劇場(ドローンで撮影)。近年、中国とアフリカの各分野における協力は全面的に

深化している。港、鉄道、工業団地、経済特区の建設など、中国・アフリカのプロジェクト提携はアフリカ経済の

多元化と産業アップグレードを促進し、大量の雇用を創出し、人々の生活を改善した。


5月10日、モザンピークのマプト大橋マプト海上大橋(ドローンで撮影)。


6月17日、エジプト Sokhnaの泰達スエズ経済貿易協力区(ドローンで撮影)。


6月10日、コンゴのブラザヴィル・スポーツセンター(ドローンで撮影)。

 


6月3日、ケニアのモンゴル・ナイロビ鉄道ナイロビ駅に停まる列車(ドローンで撮影)。


5月31日、ガーナのテマ港プロジェクト(ドローンで撮影)

 

2月16日、ルワンダ北部州ルリンドの灌漑ダム。近年、中国とアフリカの各分野における協力は全面的に深化している。

港、鉄道、工業団地、経済特区の建設など、中国・アフリカのプロジェクト提携はアフリカ経済の多元化と

産業アップグレードを促進し、大量の雇用を創出し、人々の生活を改善した。


中車のグローバル計画において、南アフリカは最大の輸出先であり、輸出方法が最も豊富な市場の1つでもある。

2012年10月以降、中車株機は南アフリカの輸送企業と4形電気機関車195台と6形電気機関車359台の供給契約に調印。

契約額は約24億ドルで、中国の軌道交通設備業界において最大の輸出量となる。

2013年に南アフリカに到着した最初の電気機関車は「マンデラ」と名付けられた。

2014年、中車株機は南アフリカの輸送企業と軌道交通設備の提携に関する備忘録に調印。

2015年、南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領はプレトリアで、両国が共同生産する最初の電気機関車のラインオフに

立ち会った。中車は南アフリカに商品を輸出しただけでなく、技術、資本、サービス、完成車の技術も輸出し、「

完成車+コア部品」の全産業チェーンの輸出も実現した。また、現地に先進的な軌道交通設備産業パークを建設し、

ビジネス提携、文化の融合も実現。直接雇用、南アフリカの現地企業の雇用体制などを通し、南アフリカに数千人分の

雇用を創出した。中国の機関車は良好な質とアフターサービスで南アフリカのマンガン鉱、炭鉱などの貨物輸送をサポートし、

高く評価されている。


 

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中国企業、工場をアフリカに移す 人件費は本国より安く

 

 

 

 【ケープタウン(南アフリカ)】中国の家電メーカー、ハイセンス社のケープタウン工場で製造されている、

緑に輝くテレビ用マザーボードの一つひとつが新しい世界製造基地に向けて中国を少しずつ押し進めている。

 

 このラインでは8人の南アフリカ人技術者がコンピューターで組み立て過程をモニターしており、彼らには迅速に

働こうという意欲がある。操業開始から1年とたたないうちに、彼らは中国人と同じ1個70秒のペースで

生産できるようになった。

 

 しかし、問題もある。同社の中国工場では同じものを生産するのに、半分の従業員で済ませているのだ。

南アでは1人の技術者が機械1台をモニターしている。中国では、1人につき2台だ。ハイセンスの中東・アフリカ担当

ゼネラルマネジャー、Jerry Li氏は「一歩ずつだ」とし、「いずれ中国と同じ水準になる」と述べた。

 

 中国での労働コストの上昇と、アフリカにおける中国企業の雇用慣行へのネガティブな見方を背景に、

中国企業はアフリカでの工場建設とアフリカ人の雇用を増やしている。これらの企業の努力は、

アフリカの低コスト製造が中国と同じように有効なものになれるかどうかを試すことになる。多くの人はそれは

可能だと見ている。

 

 自動車メーカーの中国第一汽車(FAW)は南アの産業ハブ、ポートエリザベスにトラックと小型商業車用新工場を

建設している。靴メーカーのHuajian Groupは今後10年間でエチオピアに最大20億ドル(2030億円)を投じて、

同国を欧州と北米への輸出基地にする計画だ。中国の企業はウガンダで鋼管と繊維を生産している。

 

 アフリカが魅力的になっている背景には中国での労働コストの上昇がある。

世界銀行によれば、例えばエチオピアの高い技術を必要としない労働者の平均月給は中国人のそれの約25%にすぎない。

元世銀チーフエコノミストのJustin Yifu Lin氏によれば、非熟練労働者の賃金格差が中国と

その他のアジア・アフリカ諸国との間で広まる中で、今後数年間で最大8500万人分の工場の職場が中国から奪われる

可能性があるという。


中国の分野別アフリカ直接投資比率

 

 

 低労働コストに加えて、アフリカはここで生産される中国製品にとって魅力的な市場でもある。

国際通貨基金(IMF)によれば、世界の最も急速に成長を遂げている新興10カ国のうち6カ国がアフリカにあり、

多くのアフリカ諸国は石油や鉱物、宝石などの資源への依存を減らしている。

 

 しかし、アフリカの労働コスト面での優位性は、その貧弱なインフラとスキルの不均等な分布によって損なわれている。

世銀の研究によれば、例えばシャツを生産する中国の労働者はエチオピア人に比べて、1シフト当たり2倍の量を

生産できるという。

 

 こうした生産性の格差への対応として中国からは多くの労働者がアフリカに送り込まれている。

昨年、アフリカに派遣された労働者は21万4534人で、海外派遣者全体の約4分の1に上った。中国商務省によれば、

この数は2011年よりも18%増えた。同省は12年の統計や、業種別の内訳は示していない。

アナリストは、これにはアフリカで事業をしている起業家や業者が含まれていないため、実際の数はもっと多いと

見ている。

 

 中国の活発な中国進出は摩擦も引き起こしている。プレトリアの調査・訓練機関、南ア倫理研究所の

今年2月の報告では、回答者の46%が中国の雇用慣行にネガティブな印象を抱いており、

ポジティブな印象は19%だった。また55%の人は、アフリカの中国企業は中国人だけを雇用していると見ている。

 

 こうした見方は現実に根ざしている。アンゴラとジンバブエでは、れんがの積み重ねやトラックの運転など

最も基本的な作業に中国人を使っている。エチオピアでは道路工事作業員は、中国人監督がショベルの長さを半分にし、

これに寄りかかって休息したりうわさ話に花を咲かせたりできないようにしたことに不満を抱いている。

ザンビアの鉱山で労働者が語ったところでは、中国人の上司は居眠りをしている労働者に冷水を浴びせかけたという。

 

 批判者らが中国人をアフリカの「新植民地主義者」と呼ぶようなイメージを払拭しようとしている中国の当局者は、

同国の大手企業に対してアフリカで良い印象を与えるよう求めている。今月いくつかのアフリカ諸国を訪問した

李克強首相は、さまざまなプロジェクトへの支援を強化することを約束した。駐南ア大使のTian Xuejun氏は、

中国企業の幹部と定期的に会って、アフリカの産業発展を促進するためにも現地人を採用するよう訴えていると述べた。

 

 同氏は「われわれはこの分野でいくらかの経験があり、それを共有したいと思っている」とし、

「われわれは人々に魚を与えるのではなく、どのように釣るかを教えている」と語った。

 

ハイセンス社のケープタウン工場。従業員600人のうち95%は南アフリカ人



 中国中鋼集団の副ゼネラルマネジャー、Wei Zhong氏は、同社はカルチャー衝突が職場に広がらないように、

鉱山、生産、取引部門の3000人近い従業員は一部を除いて全員現地で採用したと述べた。

同氏は「これだけ多くの中国人を雇えば、対立が生じる」としている。

 

 ハイセンスのゼネラルマネジャー、Li氏は、中国から労働者を連れてくることは同社の選択肢にはないとし、

中国人労働者には食事と住宅を与える必要があり、このような全てを中国式にすることは商業的に不可能だと語った。


 しかしハイセンスはスキル・ギャップに直面している。世界中で約1万人のエンジニアを雇用している同社は、

約5000万の南ア国民のうちエンジニアは3万5000人程度しかいないと見ている。同社にとっての課題は、

エンジニアや専門技術者を人材の少ない一国あるいは大陸でどう見つけるかだ。同社は最終的に、数年前に操業を

やめた南アのテレビメーカーの工場敷地に工場を新たに設けることを決め、この会社の多くの元従業員を採用した。

ハイセンスはまた、コンピューター支援によるマザーボード組み立てなどの仕事のペースを速められるように

工場にトレーニングプログラムを導入した。

 ケープタウン工場のマネジャー、エブラヒム・ハン氏は「南アには失業問題はない。あるのは雇用できないという

問題だ」と述べた。

 

 Li氏によると、青島に本社があるハイセンスの専門技術者の初任給は約580ドルで、本国の20近い工場の

平均800ドルを大きく下回る。同工場には中国政府が後押しする中国アフリカ開発基金が、工場労働者を現地で

採用することを条件に、少数株主となった。この結果、南ア人は600人の労働者のうち95%まで占めているという。