イスラエル軍がガザ空爆 境界の爆発でハマスに報復
2018/2/18 19:59 日経新聞
【エルサレム=共同】イスラエル軍によると、同国とパレスチナ自治区ガザの境界近くで17日、爆発があり、イスラエル軍兵士
4人が負傷した。同軍は報復として、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの軍事施設18カ所を空爆、同地区内で戦車による
攻撃も実施した。ガザ当局によると、17歳の少年2人が死亡、複数のけが人も出ている。
ハマスも17日、空爆に対してミサイルで応戦したと発表。軍兵士に負傷者が出たことで、イスラエルがガザへのさらなる報復攻撃に
踏み切ることが懸念されている。イスラエルのネタニヤフ首相は爆発について「深刻だ。適切に対応する」と主張した。
イスラエルはガザからの攻撃に関し、ハマスに全ての責任があるとの立場。今回の爆発を実行した組織は明らかになっていない。
トランプ米大統領が昨年12月、エルサレムをイスラエルの首都と認定して以降、ガザではデモが頻発しているほか、イスラエルに
向けてのロケット弾発射も相次いでいる。