ワルシャワでコロナショックの損失補償求めるデモ 警察は催涙ガス使用
2020年05月17日 10:00(アップデート 2020年05月17日 12:53) SPUTNIK
ポーランドの首都ワルシャワでは新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的
損失の補填を求める抗議活動が行われた。抗議活動はエスカレートし、参加者の一部が
暴徒化したことから、警察は催涙ガスの使用に加え、武力行使で暴動を鎮圧する場面が
見られた。
ポーランドでは感染拡大防止のため集会の実施は禁止されているものの、首都の
ワルシャワでは抗議活動が強行された。警察は違法行為に当たるとして散会を要求した
ものの、参加者らは警察の要求に応じなかった。
There have been further protests in Warsaw today against the government's lockdown measures and alleged lack of support for businesses.
— Notes from Poland 🇵🇱 (@notesfrompoland) May 16, 2020
Like last week, police clashed with and detained some protesters, including an opposition senator, Jacek Bury pic.twitter.com/eLAU4Um7bR
ベルリンで再び抗議活動 300人超が拘束 警官隊に負傷者も多数
2020年05月18日 11:04(アップデート 2020年05月18日 12:13) SPUTNIK
ドイツの首都ベルリンでは16日、政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入した
規制措置に反対するデモが発生した。警察は散会命令に従わなかったとして、300人以上の
参加者を拘束した。
警官隊にも多数の負傷者が発生している。
ドイツ各地では政府が導入した規制措置に反対するデモが4月から定期的に開催されている。
ベルリンでは16日、警察発表で1000人近くの参加者がこの抗議活動に加わった。
Massive Protest in Berlin, GERMANY about the fake virus and total dictatorship....#coronavirus #smritiirani #lockdown #MigrantLabourersDying #india #Covid_19 pic.twitter.com/YVL2smrzGP
— Yavin Solomon (@YavinSolomon) May 16, 2020
警察は集会や公衆衛生について当局が定めた規制に違反した罪に加え、公務執行妨害容疑で
300人以上の参加者を拘束した。拘束の際にはデモ参加者らとの衝突にエスカレートし、
警官5人が負傷した模様。そのうち1人は病院で処置を受けている。
ドイツでは4月21日以降、規制が段階的に緩和されてきているものの、全面的な規制解除を
求める抗議活動は後を絶たない。政治家や市民の多くはこうした抗議活動が過激な思想
グループによって主催されているとして批判的態度を強めている。
ドイツでは現在、Covidiotenというハッシュタグが大流行している。これはCOVID-19と
イディオット(愚者)を掛け合わせたものだ。抗議デモの参加者を指すこともあれば、
政府の自粛要請を素直に受け入れる人々を指すこともあるという。
米ジョンズ・ホプキンス大学の最新集計結果によれば、ドイツでは17万6369人が
新型コロナウイルスに感染し、そのうち7962人の死亡が確認されている。回復した人の数は
現時点で15万4011人に達している。