中国有名メーカーの醤油に偽装発覚、もはや何を食べればいいのか…―米華字メディア
2018年10月18日(木) 12時50分 Record china
2018年10月16日、米華字メディア・多維新聞によると、中国で食の安全性に関わる問題が再び浮上した。
有名メーカーが製造・販売している醤油に偽装が発覚したという。
中国では多くの料理に調味料として醤油が使われており、伝統料理から一般の家庭料理まで、醤油は最も
基本的かつ重要な調味料として定着し、その需要も当然高い。年間300万トンを超える醤油が中国国内で
生産されている。
ところが12日、江蘇省で行われた醤油製品の比較試験に関する報告書で、醤油製品48ブランド、
120サンプルのうち29サンプルが中国の国家基準から外れていることがわかった。その中には有名ブランド
としてよく知られている「海天醤油」や「李錦記」も含まれているという。
記事によると、生産コストを減らすため工程を大幅に簡略化したことで、濃度が足りなくなった醤油に
色出しのためカラメル色素を添加するメーカーもあるが、カラメル色素の製造時に生成される
4-メチルイミダゾール(4-MEI)には発がん性が指摘されている。
中国では近年、下水油(地溝油)や肉の赤身剤、汚染粉ミルクなど食の安全性に関わる不祥事や問題が
頻発しているが、ここに来て醤油を買う時までもその安全性を疑わなければならなくなったと
記事は伝えている。
李錦記は日本のSB食品が提携していて、中華調味料が多種販売されています。
カラメル色素入り。
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カラメル色素は、プリンのカラメルソースとは全く違います。
コーラやノンアルコールビール、スーパーの惣菜は要注意!発がん性物質を含むカラメル色素が野放し!カップ麺も
カラメル色素という食品添加物をご存じでしょうか。天然添加物の一種で、食品を褐色に染めるため、
実に数多くの食品に使われています。コーラ、カップめん、インスタントラーメン、しょうゆ、ソース、
めんつゆ、焼肉のたれ、カレールウ、レトルトカレー、漬け物、佃煮、菓子類、カフェオレ、
ノンアルコールビールなどの加工食品のほか、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで売られている
焼き鳥、焼きそば、弁当、惣菜、惣菜パンなど多種多様に用いられています。おそらく、ほとんどの人が
なんらかの食品を通して、毎日カラメル色素を摂取していることでしょう。
そのカラメル色素の一部には、発がん性物質が含まれているというショッキングな事実があるのです。
したがって、気づかないうちに発がん性物質を体内に取り込んでいることになるのです。
今や日本人の2人に1人ががんを発病しているとされていますが、カラメル色素がそれと関係している
可能性があります。
カラメル色素には大きく4種類ありますが、それは次のようなものです。
・カラメルⅠ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物を熱処理して得られたもの、あるいは酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅡ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリをさらに加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅢ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物にアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅣ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
カラメル色素には大きく4種類ありますが、それは次のようなものです。
・カラメルⅠ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物を熱処理して得られたもの、あるいは酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅡ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリをさらに加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅢ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物にアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅣ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
これらのうちⅠおよびⅡと、ⅢおよびⅣには大きな違いがあります。
それは、ⅢとⅣにはアンモニウム化合物が原料に使われているという点です。そのためⅢとⅣには、
それが変化して副産物として「4-メチルイミダゾール」という物質ができてしまうのですが、実はこれに
発がん性があるのです。アメリカ政府の国家毒性プログラムによるマウスを使った実験で、
4-メチルイミダゾールに発がん性のあることが確認され、2007年には発がん性物質に指定されました。
なお、カラメルⅠとカラメルⅡには、4-メチルイミダゾールは含まれていません。
どのようにして4-メチルイミダゾールががんを発症させるかというと、その化学構造が動物や人間の
遺伝子(DNA)の塩基に似ているためと考えられます。特にチミンとシトシンに似ているのです。
そのため、DNAの塩基の中に入り込んで構造を変えてしまい、その結果として細胞が突然変異を起こして、
がん化すると考えられるのです。
日本では野放し状態
アメリカでは、カラメル色素の安全性が社会問題になりました。なぜなら、アメリカ人が大好きな
日本では野放し状態
アメリカでは、カラメル色素の安全性が社会問題になりました。なぜなら、アメリカ人が大好きな
コーラにカラメル色素が使われ、それに4-メチルイミダゾールが含まれていたからです。特に環境汚染に
厳しい姿勢をとっているカリフォルニア州では、4-メチルイミダゾールの1日の摂取量を29マイクログラム
(マイクロは100万分の1)と定めています。コーラ1缶(約355ミリリットル)には、その3倍を超える
100マイクログラム以上が含まれていたため、コーラを販売している米コカ・コーラと米ペプシコは製法を
変えることで4-メチルイミダゾールの含有量を減らしたコーラを新たに発売したという経緯があるのです。
日本では、この情報は一部のインターネットニュースで流れただけで、テレビや新聞などは
取り上げませんでした。そのため大きな問題にはなりませんでしたが、状況はアメリカと変わらないのです。
つまり、市販のコーラには4-メチルイミダゾールが含まれ、その量はカリフォルニア州の基準を
超えているということです。日本では、以前と製法が変わっていないからです。
前述したようにカラメル色素は4種類ありますが、食品に表示されているのは「カラメル色素」という
言葉のみです。つまり、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのうちどれが使われているのかわからず、市販の食品に
カラメルⅢまたはカラメルⅣが使われていても、避けることができない状況にあるのです。
日本では、まだカラメル色素の危険性はそれほど知られていません。そのためカラメル色素に対する
警戒心が弱く、知らずに4-メチルイミダゾールを摂取している人がかなり多くいると考えられます。
この状況は改善されるべきと考えます。
消費者庁は、食品添加物の許認可事務を行っている厚生労働省に対して、カラメルⅢとⅣの使用を
禁止するように働きかけるべきでしょう。それができないのであれば、各食品メーカーに対して、
4種類あるカラメル色素のうちどれを使っているのか、きちんと表示させるようにすべきでしょう。