EMERALD WEB≪拝啓 福澤諭吉さま≫

政治・経済・生活・商品情報などさまざまな話題で情報を発信してます。

日本カビ(日本人が発見したのでこの名称)が世界的流行 海外で強毒化し死者も、日本上陸警戒。

2017-10-12 09:41:03 | 医療・疾病・疫病・パンデミック・新型コロナウイルス

日本カビが世界的流行 海外で強毒化し死者も、上陸警戒

2017.10.8 05:00     産経新聞

通称「日本カビ」と呼ばれる真菌カンジダ・アウリス(槇村浩一教授提供)

平成21年に日本人研究者が「新種」として世界で初めて報告した真菌(カビ)「カンジダ・アウリス」(通称・日本カビ)が、欧米や

アジアで真菌感染症として初めてのパンデミック(世界的流行)を引き起こしていることが分かった。抵抗力の弱い入院患者が

死亡する事例も報告され、警戒が必要だ。


 日本カビは、帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授が17年に70歳の女性患者の耳漏(耳だれ)から発見した。

このとき見つかったカビは病原性が低く、抗菌薬に対する耐性も示さなかった。ところがその後、韓国やインド、パキスタン、英国、

米国、南アフリカなど海外でも同じカビが発見され、23(2011)年には韓国で患者が敗血症で死亡する事例が報告された。


 米国でも今年122例(昨年7例)の感染が報告され死者も多く出ており、英国でも8月までに200例以上の感染が確認された。

日本から広がったのではなく、もともと各国に同種のカビがあったとみられる。


 懸念されるのが、治療薬が効かない耐性化だ。米国では9割以上の株が、最優先で選択される治療薬への耐性を獲得。

半分の株は2種類以上の抗菌薬に耐性を持っていた。全抗菌薬が効かない株も4%あったという。韓国やインドでも耐性化が

確認されている。 槇村教授は「日本では明らかな耐性化は認められていないが、海外で強毒耐性化した真菌が、健康な人の

体にすみ着いて日本に持ち込まれる可能性は高い」と話している。

■アメリカでは9割以上の株が、一番使用される治療薬への耐性を持っていることが確認される。

■半分の株は2種類以上の抗菌薬に耐性を持っていたことも確認される。

■全抗菌薬が効かない株も4%あったことも確認される。

■その他の国、韓国やインドでも耐性化が確認される

 

カンジダ・アウリス(日本カビ)に感染しやすい方は、、

■外科治療を受けたばかりの人

■糖尿病患者

■治療のため広範囲に抗生物質、抗真菌剤を使用した方

■中心カテーテル使用者

 予防法は

手洗い、うがい、体や衣服を清潔に保つ。バランスよい食事で体の抵抗力を保つ。と基本的なことの励行でしょうか。