ドイツの軍艦派遣「強く支持」 岸防衛相、共同訓練に期待
2020年12月15日20時01分 時事通信
【ベルリン時事】岸信夫防衛相は15日、ドイツのクランプカレンバウアー国防相とウェブ討論を行い、
ドイツがインド太平洋への軍艦派遣を計画していることを「強く支持」すると表明した。岸氏は中国が
領有権主張を強める南シナ海での航行や、自衛隊との共同訓練に期待を示した。
岸氏は、中国が「力を背景とした一方的な現状変更の試み」を強めていると脅威を強調。
ドイツが海洋でのプレゼンスを強化し、秩序の維持に貢献することを歓迎すると述べた。
クランプカレンバウアー氏も「日本は、欧州と米国外では最も古い北大西洋条約機構(NATO)の
パートナーだ」と述べ、防衛協力拡大の方針を表明。来年にインド太平洋に軍艦を派遣する計画を
調整中と語った。ただ、南シナ海での航行は明言しなかった。
ドイツはインド太平洋地域への関与を強めており、国防相は当初訪日する予定だったが、
新型コロナウイルスの影響でウェブ討論に切り替えた。
国防相フォーラムは無事終了しました!
参加してくださった聴衆、そして、忙しいスケジュールにもかかわらず、岸大臣とクランプ・カレンバウアー大臣に敬意と共に感謝いたします。
#Defense Ministers' Forum🇩🇪 successfully ended!
— コンラート・アデナウアー財団 日本事務所 (@kas_tokyo) December 15, 2020
Many thanks to the audience who joined, and, with a great respect, to the Ministers #Kishi and #Kramp-Karrenbauer despite their busy schedule‼#kas #security #Germany #Japan pic.twitter.com/h2XLbgwPRJ