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中国、米英豪の原潜配備合意を非難 「極めて無責任」 / 豪、中国の反発を一蹴 原潜配備めぐり

2021-09-21 11:20:56 | 防衛・安全保障・インテリジェンス

中国、米英豪の原潜配備合意を非難 「極めて無責任」

2021年9月16日 19:37    AFP   発信地:北京/中国

 

中国・北京で記者会見する外務省の趙立堅報道官(2021年9月16日撮影)

 

【9月16日 AFP】中国政府は16日、オーストラリアに原子力潜水艦を配備する米英豪の新たな安全保障協力

の枠組み「オーカス(AUKUS)」について、地域の安定に対する「極めて無責任な」脅威だと非難した。

 

 中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は定例記者会見で、3か国の合意は「地域の平和と安定を

深刻に損ない、軍拡競争を激化させる」と指摘した。

 

 米英豪は15日の合意発表の際、中国を名指ししなかったとはいえ、各国共に域内安全保障上の懸念に

言及しており、その意図は明白だ。

 

 オーストラリアは急速に台頭し自己主張を強める中国を警戒し、防衛費を増額している。

オーカスには、アジア太平洋地域において増大する中国の経済的・軍事的な影響力を抑制する狙いが

あるとみられている。

 

 趙報道官は、「機密性の非常に高い原潜技術をオーストラリアに輸出することは、米英が核輸出を

地政学ゲームの道具として利用し、二重基準を用いている新たな証拠であり、極めて無責任だ」と主張。

 

 今回の合意は「オーストラリアが核不拡散の約束を順守するかどうか、その真摯(しんし)さを疑う

理由」を域内諸国に与えたと述べた趙氏は、3か国に「旧態依然とした冷戦(Cold War)時代のゼロサム

思考を捨てる」よう促し、さもなければ「墓穴を掘る」恐れがあると警告した。

 

オーストラリアが米英から原子力潜水艦導入へ。 AUKUSで中国の海洋進出を封じ込め 

 

豪、中国の反発を一蹴 原潜配備めぐり

2021年9月17日 19:40  AFP   発信地:シドニー/オーストラリア

米領グアムへ帰港する原子力潜水艦「オクラホマ・シティー」。同国国防総省提供(2017年8月9日撮影)


【9月17日 AFP】オーストラリアが米国製の原子力潜水艦の配備を決定し、中国が反発を示したことに

ついて、豪側は17日、中国の非難を一蹴し、同国が領有権を主張する空・海域における法の支配を守ると

強調した。

 

 中国政府は16日、前日に米英豪が発表した新たな安全保障の枠組みについて、地域の安定に対する

「極めて無責任な」脅威だと非難した。

 

 これを受けてスコット・モリソン(Scott Morrison)豪首相は17日、複数のメディアに対し、政府は領土

問題の深刻化と競争の激化で変遷するアジア太平洋地域の情勢に対応しているのだと説明した。

 

 現地テレビ局チャンネル7(Channel 7)の取材に対し、中国の原潜能力や軍事投資の拡大について

「十分に承知している」と語った首相は、「われわれの関心は、国際水域が国際水域であり続け、国際

空域が国際空域であり続けること、そしてこれらの全ての場所に法の支配が等しく適用されるよう徹底

していくことにある」と述べた。

 

 またモリソン首相は、米英との1年半に及ぶ協議を経て結ばれた安保の新枠組みについて、「今日だけ

でなく、永続的に極めて重大な責任を伴う。だからこそ、私はこれを永続的パートナーシップと呼んで

いる。これこそが、わが国を将来まで安全な場所に保つものだ」との認識を示した。

 

 さらに首相は、これまでに協議した日本、インド、シンガポール、ニュージーランド、フィジー、

パプアニューギニアの首脳から、新枠組みは「歓迎された」と明かした。

 

 


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