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海外メディア・マスコミを考えるブログ

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日経社長辞任とCNNが誤報

2005年12月19日 | 米国
2005年12月19日
日経社長辞任とCNNが誤報

 日本経済新聞社は19日、米国のニュース放送CNNが「日経新聞社長辞任へ」とする誤報を流したとして、CNNに原因究明の報告と訂正の放送を求め抗議したことを明らかにした。

 CNN広報部によると、CNNの国際放送チャンネルが日本時間の18日午後6時ごろから午後7時40分ごろまで、字幕で「日経新聞社長がシステム欠陥で辞任へ」という短文のニュースを計11回流した。

 CNNは日経側の指摘で誤りに気付き、放送を取りやめた。日本のほかに何カ国で放送されたかは不明という。

 CNN広報部は「東京証券取引所の鶴島琢夫社長が株大量発注ミスに絡むシステム欠陥などで引責辞任するとの通信社ニュースを米国のCNN本社で字幕ニュース用に加工する際、担当者が日経の社長人事と勘違いした」としている。(日刊スポーツ)


誤報を知らせる様子
誤報を知らせる英文記事(CNNではありません)
http://www.crisscross.com/jp/news/359053

 1992年に宮沢首相(当時)が「アメリカの経営者は勤労意欲を欠いているのではないかと感じることがある」と発言した内容を「アメリカの労働者は・・・」に置換えて報道したこと(UPI通信)に比べればかわいいものですが、日本経済新聞=「Nihon Keizai Shimbun」あるいは「Nikkei」、東京証券取引所=「Tokyo Stock Exchange」なのでひどい間違いです。
 引用元と本文がごちゃ混ぜになったことが原因と思われますが、米国人の日本社会への理解と報道レベルが良く分かります。