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海外メディア・マスコミを考えるブログ

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「戦略家というより策士」=小泉首相を批評-仏紙ルモンド

2005年08月31日 | フランス
2005年8月31日
「戦略家というより策士」=小泉首相を批評-仏紙ルモンド

 
【パリ30日時事】31日付の仏紙ルモンドは日本の衆院選公示を受けて、国際面トップで東京特派員による日本政治の特集記事を掲載、小泉純一郎首相について「戦略家というより策士」と辛らつに批評した。

 同紙は、郵政改革関連法案に反対した議員の選挙区に「刺客」を送り込むやり方は日本の政治風土になかったことで、「少なくとも政局の流動化を導くだろう」と分析。その上で、「郵政法案の(参院での)否決は、景気回復を除いて大きな成果がない小泉首相に対する国民の嫌気の表れなのに、首相はこれを自民党内の造反議員のせいだとして、国民に新たな白紙委任状を求めている」と指摘した。

 また、景気の回復についても、民間企業によるリストラ効果や中国経済台頭の恩恵にすぎないとの見方を示した。

 さらに、小泉首相は「建設するよりも壊した方が多く、戦略家というより策士、新秩序の創造者というよりも過渡期の政治家のように思われる」と結んでいる。(時事通信)


Economist 記事
選挙の結果を伝える報道
Economist.com より

 この選挙は、海外マスコミに取り上げられたものとしては記録的なものだったと思われます。各紙を読んでいるとそれぞれの特徴が出ていて興味深いです。
 ここに挙げたルモンド紙は相変わらずの日本左翼代弁ぶりで、「景気回復を除いて大きな成果がない小泉首相に対する国民の嫌気の表れ」などと、何を根拠にしているのか理解に苦しみます。海外特派員が書いたとは思えません。