愛の劇場 砂時計に関連して 観光案内

前記事に関連して,”仁摩サンドミュージアム”の周辺観光案内と思いましたが,
石見銀山
三瓶山
温泉津温泉
などはそれなりに有名ですから(?)あまり知られていないところを紹介しておきます.

まず,大田市久手町の”掛戸松島”.大田市駅から出雲へ久手,波根となるがその久手と波根の間にある.




鎌倉時代、徳治元年(1306年)、当時潟湖であった波根湖(はねこ)を排水するために、湖と海との境に横たわる丘陵地を、地元の郷土有馬次郎左衛門一政と、二代目の次郎左衛門尉宗茂が千数百人の夫役を指揮して7年余の歳月を費やして開掘した。当時、波根湖は増水期になると水が氾濫して住民は難渋しており、度々の災害に遂に山岳を開掘して、湖水の水を日本海へ疎水することを遂行したのである。この奇岩の松島は、この切り通し工事の記念碑的なものである。今は海水の侵食によって人工の跡はほとんど分らなくなっているが、奇岩、怪石が海中に散乱しており、七百年前の難工事がしのばれる。
(久手町公民館HPより)


海中の細長い岩山の頂上に松が生えていると言われればそれまでですが,現場に行けば,”鎌倉時代に,この山を人力で切り開いたのか”とちょっと感動できます.

地形図ウォッちず 地図閲覧サービスより


中央の”山陰本線”という注記の”山”付近にの河口にある小さなしまが掛戸に相当するのでしょう(この辺はいい加減).列車の車窓からでも一瞬ですが見ることができます.久手町波根西の注記のあたりの区画整理されたところが波根湖干拓地.でも掛戸開削前の波根湖はどこへ排水していたかがよく分かりません.

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