眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

糸の切れた凧:アベノミクス

2016-02-11 | Weblog
世界的な株価の下落が止まりません。
上がりすぎた株価は、いつかは暴落する、繰り返した歴史ですけどね。

原因としては、中国経済成長の鈍化、石油価格の暴落、
さらに、ドイツ銀行の危機などが上げられています。
ギリシャへの支援に加えて、日本におけるトヨタであるフォルクスワーゲンの不正による経営悪化で、
ユーロの覇者ドイツも安泰ではなくなってきました。

アメリカ経済というのは、他国の利益を強奪して成り立っていますから、
NY市場が悪化するのは当然です。
それに伴って、日本株が下がるのは、自然の摂理にすぎません。

一つ問題があるのが、この暴落の始めに、マイナス金利という劇薬、
残されたというか、禁じ手を撃ってしまったということです。
効果は、1,2日しかなく、世界経済の波に飲み込まれました。

この黒田暴発は、甘利大臣辞任による安倍政権への影響をかき消すタイミングで
行われました。
目的は達することはできました。
支持率は、むしろ上がりましたからね。
これに対しては、言及するにも馬鹿らしくなります。

問題は、これで安倍黒田コンビの弾が、すべてなくなったということです。
安倍政権の経済政策、アベノミクスとやらは、株価の上昇、円安を誘導することで、
経済を活性化させるということでした。

黒田バズーカとやらで、これまで2回は効果がありました。
なんと日経平均が2万円を越えていったのですからね。
日本経済の実力は、マックスで1万6千円ぐらいしかありませんでした。
それを、強引に2万円にまで押し上げました。

アベノミクスというのは実体のないアドバルーン、凧みたいなもので、
それを、なんとか糸を操って、実態以上に空高く株価を押し上げました。
今回、その最後の糸が切れた状態に陥りました。
凧は、コントロールを失って、どこまで飛んでいくでしょうか?
いいえ、糸の切れた凧は落ちるしかありません。

放送法について、また暴言が飛び出して、あくまで強気ですが、
終焉の足音が、はっきりと聞こえてきました。

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