眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

貴乃花の乱終わる:子供のケンカになってしまった

2018-03-30 | 時事
貴乃花はどこまで逝くのだろうかと、注目していたのですが、
協会に全面降伏という形で終わりました。(逝くは誤字ではなく2ch流です)
協会を変えなくてはという思いは伝わるのですが、全く方策なく行動して、
自滅した形で終わりました。

協会に大きな問題があることはわかるのですが、彼のやっていることはちぐはぐで、
まるで子供がすねて、ガキ大将にむかっているような態度に終始しました。
まったく子供のケンカそのもので、本人もどうやっていいかわからず、
最後は自分自身を制御できていませんでした。

組織を変えるのは容易なことではありません。
綿密な計画を立てて、根回ししなければ、あっという間につぶされます。
途中から、貴乃花派と言われる親方衆も離れていきましたが、やむを得なかったでしょう。
多勢に無勢、本気でケンカするならば、集団から離れる覚悟が要ります。
その覚悟は、周囲の親方衆はおろか、貴乃花自身にもなかったように見えます。

どうにもならなくなったときに、弟子の暴行事件が起こりました。
むしろ助け船になりましたね。
協会に、頭を下げるきっかえを与えました。
貴乃花は、協会の中で地に落ちたことになりますが、本人にはいい経験になるでしょう。

しかし、初代若乃花、大鵬、柏戸、千代の富士と、人気と実力を備えた名横綱は、
理事長になれませんでした。
やはり相撲部屋の派閥争いが大きいのですが、ほぼ苦労なく、
小部屋の大将になってしまうと、集団を動かすのは難しいのでしょう。
北の湖は、ああ見えて、周囲に気配りがきいた人だと言うことです。

現役を離れれば、我々と同じ集団の世界になるので、
大横綱には切り替えるのが難しいのでしょうね。
これで、協会は今まで通りということになりますが、近いうちに、
また何らかの問題が出ると思います。

問題を解決しない組織がどうなっていくのか、これからに注目です。
一番怖いのは、ファンが離れていくことでしょう。

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