眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

貴乃花理事降格:相撲協会は公益法人を返上すべし

2018-01-05 | Weblog
貴乃花親方の理事降格処分、しかも理事会の最終決定ではなく、
評議員会に決断をさせるという責任逃れです。

マスコミ報道も協会側、もしくは是認が大多数ですが、
一部に貴乃花寄りの意見も見られます。
SMAP騒動からわかったマスコミの腐りきった体質がまた明らかになりました。
協会の力が、芸能事務所よりも弱いので、一部報道もあったのでしょう。

会社組織と考えれば、組織に協力せず、反抗的な態度をとった幹部を、
降格したということになります。
不法行為を、組織を通さず警察に通報ということは、
会社でもあることですが、同様の結果になることが多いようです。
半沢直樹の結末を、思い出してください。

結局、降格する理由は、組織防衛と言うことです。
一般の会社では当たり前のことでも、相撲協会は公益法人です。
協会を支配している人々の防衛のために、コンプライアンスが失われる組織に、
公益法人の資格はありません。

よく知られているように、相撲部屋、親方には一門というものがあり、
結束が守られています。
この一門の数が著しく不均衡なのが、この問題の根底にあります。
出羽一門が、協会を牛耳っているのです。

これを、マスコミが報道しないのは不可解というより、今のマスコミでは
当然のことかもしれません。
ただし、現在では、さすがに出羽一門が常に表には出てきません。
八角理事長は、理事一人を出すのがやっとの一門です。

支配層が表に出ないために傀儡政権を作るということは、
どこでも行われていることです。
北の湖理事長の後、千代の富士が後を継ぐことは、ほぼ既定だったのですが、
貴乃花と同様に、組織に反旗を翻したため、理事選に敗れ失意のうちに亡くなりました。

代わって、理事長に選ばれたのが、八角親方です。
横綱などなりえない素質だったのが、千代の富士に「かわいがれ」
勝ち上がったのは、よく知られています。

さて、評議員会ですが、議長が池の坊というまた訳のわからない女性で、
協会の意向をくんで、事件の初めからマスコミに発言しています。
この人に、降格の責任を押し付けるつもりでしょう。

女の影に、あの大きな体した理事たちが隠れるとは、
相撲道のかけらもありません。
土俵には女は上げないが、自分たちの責任は女に押し付ける。
貴乃花の苛立ちが、伝わってきます。

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