眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

マラソン:設楽は、自己流を変えるべき

2019-09-18 | Weblog
15日に行われたオリンピック日本代表を決めるマラソン、面白かったですね。
と言っても、リアルタイムでは見ないで、翌日以降のニュース番組で見ただけでしたが。
自宅にいれば、テレビをちら見していたと思いますが、あいにく出かけていました。

代表を一発勝負で決めるMGCですか、今回は非常に良い選択方法だと思います。
自国開催なので、ほぼ同じコースでシュミレーションすることができ、一応マラソンではありえない暑さの中でのレースでした。
コースによる駆け引きができて、暑さに強い選手が勝ち残ることができます。

日本記録を出した二人が、代表を決められなかったのが象徴的でした。
マラソンは、コースと当日の気候が、タイムに大きく影響します。
その中で、オリンピックに勝てる選手を見つけるのは、至難のことでした。
良い条件の中で、記録を出しても、必ずしも勝てるわけではありません。

日本記録を出した二人とも、今回はいい経験をしたのではないでしょうか。
大迫選手は最終的には選ばれると思いますが、今回のレースを糧にすれば、オリンピックでは期待が持てます。
タイム的には僅差で、レースの駆け引きに敗れたわけですから、きちんと分析すれば結果を出せるでしょう。

一方で、設楽選手は代表になるのは難しいように思えます。
一人抜けだしたのは作戦的にはありですが、いろいろな要素が欠けていましたね。
天才肌のようで、自己流の調整をしていると報道されています。
そのことは、別のかまわないのですが、やはり知識が不足しているのは否めません。

現代のスポーツは、単に身体だけでなく、知力も問われます。
設楽の自己流で、致命的と言えるのは、食事です。
マラソンは、人間の体をマシンとしてとらえなくてはいけません。
運動効率と燃料消費を、計算していなければ、勝てるスポーツではありません。

食事がもっとも重要なことは、小出監督が常に言っていました。
高橋尚子への指導で、もっとも気を使っていたことを覚えています。
高橋は、2度目のオリンピック代表を逃したレースでは、設楽と同じように中盤で失速しました。
監督が後悔したのは、前日の食事を高橋自身に任せてしまったということでした。
それくらい、食事管理はレースを左右するのです。

それに対して、設楽は全く食事に気を使うことなく、インスタントラーメンで済ますこともあると言っています。
どこまで本当かはわかりませんが、レース中の水や補給でも、あまり気を使っていない様子が映っていました。

20代後半になった設楽が、このような自己管理をしている限り、代表になっても、灼熱の本番で勝てないでしょう。
代表への可能性は、まだ3レース残っているのですから、信頼できる指導者について、体質改善すべきですね。

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