眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

定年退職と年金

2016-04-03 | Weblog
あまり自分のことは記さないことにしているが、還暦といえば、当然定年については避けられない。

多くの会社では、満60歳の誕生日が来た月の末日を退職日にしており、地方公務員などでは、年度末つまり3月末日が退職日となる。 
つまり、昨年還暦を迎えたのであるから、再雇用などで65歳まで延長していなければ、私もめでたく定年退職を、迎えているはずである。
もちろん、自営業等であれば、定年など全く関係はなくなる。

しなしながら、自営業ではないのだが、実は60歳定年の勤務条件ではない。
65歳が規定上の定年になる、というと、勤務している業種は絞られてくるが、おそらくあたらないと思う。
ともかく、自分から辞めるといわなければ、65歳までは今までと全く変わらなく働くことになる。
年金が出るまで、働けるのは一見良いように思えるが、退職金を満額得るためには、あと5年も働く必要があるというのはうんざりする。

さて、団塊の世代より以前は、めでたく定年を受け入れて、年金生活を送るのが当たり前であった。
定年も60歳以前であった時代もあったが、この世代は自ら早期リタイヤを選んで、ブログなどを書き綴ったりしていて、目にすることが多い。
逆に、60歳以降の再雇用制度が導入されたのも、この世代からで、60歳を超えてもなお働き続けている団塊世代も多い。
それが、めでたく65歳を迎えて、ほとんどの団塊世代は、現役を退くことになろう。

以前、年金の格差について書いたが、団塊世代の定年以後のブログで、定年後の再雇用時代、そして年金について、詳しく記載しているものを見つけた。
もちろん、勤務先は明らかにしていないが、中堅で、定年まで管理職をまっとうできるという恵まれた企業である。
退職前の年収が1500万円弱であり、それ以降の世代からすると、非常に高給に思えるが、この世代ではそうした感覚はないようである。

退職後の年金生活の収入を書き写すと、公的年金が夫婦合わせて300万円以上、それに加えて、企業年金が月10万円で、年額で120万円。
ちょっとうらやましいような額である。
もっとも、これ以前の世代であれば、もっと公的年金が多くて、めぐまれた企業であれば、企業年金もこの倍ぐらいはあるはずである。
以前、TVで田舎にセカンドハウスを持つ年金者を取材した番組があったが、月収が50万以上はある人ばかりであったことを覚えている。

アラカンである自分の世代の年金収入は、団塊世代の半分しかない。
自身で払った年金が、平均寿命まで生きてやっと返還されるわけである。
これが、下の世代になると、払った分も戻ってこないということになる。
怒りたくもなるのはわかるが、その矛先は、団塊世代より上に、きちんと向けて欲しいと思う。
アラカン世代は、単に自分の積立金を何とか回収できるかどうかなのであるから。


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