須藤甚一郎ウィークリーニュース!

目黒区議会議員・ジャーナリスト須藤甚一郎のウィークリーニュースです。

591号 "努力した愚か者”総理・菅の身から出た錆で、参院選惨敗へ!

2010-07-10 | 記 事
★参院選直前、民主支持率急落は“身から出た錆”だって!

参院選の投票日をまえにして、民主党の支持率急降下は、そう、“身から出た錆(さび)”そのものだよ。ザマミロって喜ぶひとが少なくない。
民主党代表で総理の菅直人の愚か者ぶりは、ハンパじゃないよ。突如、消費税を10%に、なんてバカなことをいうもんだから、厄病神だった鳩山由紀夫と小沢一郎が無理心中し、菅政権誕生でアップした支持率も元の木阿弥だ。

こんな逸話を思い出す。18世紀の英国の文人で風刺家だったサミエル・ジョンソン博士に、あるとき弟子のボズウエルが、ある文人について「あの男はバカ者ですね。きっと生まれながらのバカ者なんでしょう」といった。
するとジョンソン博士は「そんなことはないよ。生まれながらのバカ者は、もっと程度のいいものだ。あの男は、非常に努力したバカ者だ。努力しなければ、あんなにバカになりはしないよ」と笑顔でいったという。

★“努力したバカ者”総理・菅は、7月11日の晩に終わりかも!

そう、総理・菅は、ジョンソン博士いうところの「非常に努力したバカ者」にピッタリ。
民主党内にも“反菅反民”(菅に反対、民主党執行部にも反対)が、参院選投票日を前にして蔓延するのも当然だっての。
国政選挙なんざ与野党とも、マニフェストだ、公約だ、アジェンダ(みんなの党がカッコつけてアジェンダだと。笑わせるよ)と、できもしないオイシイことをぶち上げて、有権者をだまして票を集めることだといっていい。

で、総理・菅は、マジメに生活している庶民を苦しめる消費税アップで、票集めができると考えたからこそ、愚かにも参院選にむけて消費税10%をぶち上げて、天国から地獄へ墜落。菅は、さんざ努力したバカ者だから、並みのバカなら決してやらない大馬鹿をやってのけたってわけさ。
明日7月11日の晩、開票が進み、民主惨敗になれば、総理・菅もジ・エンドだよ。「おれは辞めない!」って総理の椅子にしがみついても、菅のいうことなんか聞かなくなる。だから、名ばかり総理で役立たず。どうしょうもなくなる。ザマミロで同情する者はいない。

★民主の改選は54議席だが、最悪の場合は40議席か!

参院選の投票日を前にした昨日(7月9日)、朝日新聞は参院選の議席獲得の予想記事を掲載した。
民主は、改選議席54に届かず、最悪の場合は40議席前後だってあるだろう。朝日の記事を抜粋して紹介しておく。

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与党、過半数は困難 朝日新聞終盤情勢調査 

11日投開票される参院選について朝日新聞社は6、7の両日、電話による終盤情勢調査を実施、取材による情報と合わせて分析した。それによると
(1)民主党は序盤と比べて勢いを失いつつあり、選挙区、比例区合わせても40議席台にとどまる可能性がある。
(2)自民党は比例区で伸び悩むものの、選挙区では民主と互角で40台半ばの議席をうかがう。
(3)みんなの党は10議席を上回る獲得が有力になり、さらに上積みをはかろうとしている――などがわかった。

民主  改選:54 獲得推計42~49~57
自民     38     37~44~51
公明     11      6~ 8~11
共産      4      2~ 4~ 5
社民      3      1~ 1~ 2
みんな     0      7~11~16
(以下略)

選挙区で約4割、比例区で約3割が投票態度を明らかにしておらず、最終盤に情勢が変わることもある。 民主の非改選議席は62。参院での単独過半数には60、国民新党とあわせた与党過半数には56議席が必要だ。単独過半数には遠く及ばず、与党でも過半数割れする公算が大きくなっている。

苦戦の大きな理由は、前回2007年には大勝した29の1人区の多くで、自民候補との厳しい戦いを強いられていることだ。安定した戦いぶりなのは岩手や滋賀など4選挙区にとどまる。山梨、三重、大分では優勢だった現職が追い上げを受けて逃げ切りに懸命なほか、栃木ではみんなの党も含めた3人の争いが激しさを増すなど、民主が優位だったり、ややリードしていたりした選挙区でもつれるところが目立っている。

12ある2人区では、民主と自民が1議席ずつをほぼ固めたところが序盤より増えた。民主は10選挙区で2人擁立しているが、議席独占の選挙区は生まれそうにない一方で、静岡で共倒れの可能性を残している。
五つある3人区と5人区の東京で各1議席は確保する可能性が高くなっているが、2議席目をめぐってはいずれも混戦になっている。

比例区では序盤より勢いを失い17議席前後にとどまりそうだ。
自民は選挙区で引き続き堅調だ。1人区では秋田で新顔が接戦から抜け出して優勢になるなど、民主を上回る7選挙区で優位をほぼ固めた。さらに愛媛、鹿児島で接戦から抜け出しつつあり、勢いは上向きだ。2人区でも各1議席の確保はできそうな状況だ。

3人区以上では、神奈川、愛知で優位を維持しているほか、埼玉でもやや優勢。ただ、そのほかの東京などでは当落線上で激しく競り合っている。比例区では11議席前後と苦戦が続くが、選挙区と合わせれば前回の37議席からは大きく回復しそうだ。
 
みんなの党は神奈川で1議席が有力になったほか、混戦模様の東京や、千葉、愛知で議席獲得の可能性があるなど、選挙区全体では4議席程度、比例区でも7議席程度と合わせて2ケタ台に乗せ、さらに上積みを目指す勢いだ。
公明は選挙区に3人を立ていずれも逃げ切りに懸命。比例区では前回をやや下回る6議席前後になりそうだ。

共産は東京の1議席をめぐって競り合っている。比例区では3議席前後。社民は比例区で2議席の可能性が出てきた。たちあがれ日本、新党改革、国民新は比例区で1議席を獲得できるかどうかの戦いとなっている。
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(7月10日12:15更新)

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