昨日の神宮でのヤクルトミルミルVs読売ジャイ戦は見応えがありました。ヤクルト小川と読売菅野の先発でしたから投手戦は予想されましたが、よもやの序盤4回に読売菅野が崩れた。その原因がヤクルトライアン小川の打席とは。
それまで防御率ナンバーワンらしく、ピンチはあるものの要所での投球に冴えを見せ完璧に押さえ込んでいました。ところが4回に連続ヒットでノーアウト1,2塁のピンチになりましたがミレッジ、大引をスライダーで三振に仕留め。ヤクルトはこの回も無得点で終わると思われた中村に勝負を避け気味の四球で満塁のピンチ。しかし打席がピッチャーの小川なので菅野としては安易に三振で切り上げる投球でした。
ここでライアン小川の執念に火がついたのか、粘りに粘って11球を菅野に投げさせ結局、フォアボールで先制点に結びつけました。ライアン小川は打席では平然とした顔で集中していましたが胸の内に絶対に打ってやるって執念が感じられました。ミレッジや大引きが簡単に空振りしていたボールのスライダーを打者顔負けの選球眼で見送り、ストライクをファールで凌ぎフォアボールを導いたのです。このフォアボールが読売菅野には、かなりショックだったようで顔面に動揺が明らかに出ていました。後の比屋根の四球や川端に打たれたヒットは動揺の表れに見えました。打者山田のところでスライダーを捕球ミスしたキャッチャー小林にもショックは大きかったようです。
これでこのところの読売貧打戦では追撃しようもありませんでした。読売ファンのブログを見ても貧打にあえぐ打線に困惑して嘆いている文章が散見されます。今日の試合で読売が連敗を避けられるのか、ヤクルトミルミルが押せ押せで連勝するのか見物の一戦になるでしょう。
読売ジャイの負けで、首位固めが出来るはずの阪神タイガースが広島カープに負けてしまって読売にお付き合いの形となり混セの状態が続くことになりそうです。今日も広島カープはマエケンを投入してくるのでタイガースは苦しい状況です。広島カープと9月に9試合も残しているタイガースにとって苦手のジョンソンやマエケン、黒田のいるカープは難題の一つかも。