主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆今日の通勤CD[Heart/Heart]

2006年12月20日 | CDレビュー(ロック・ブルース編)
ハートの通産8枚目のアルバムですね。アルバムリリース当時デビュー10周年と言う事と、新規一転レコード会社を移籍し復活をかけて「HEART」と名づけたこのアルバムで、見事メジャーバンドの仲間入りをしたという記念すべきアルバムですね。
「ネバー」が全米No4、「ジーズ・ドリームス」が全米No1獲得という勢いで、合計5曲の大ヒットシングルを世に送り出しました。当然、アルバムもNo1に輝き、名実ともにTOPアーティストの仲間入りを果ました。プロデュースはロン・ネビソン。ハードロック系のプロデューサーのようですね。ところが昔からのファンのあっしにとっては、どうも捻りが無くて物足らない・・・
確かに力強いアンのヴォーカルは素晴らしくて、シンプルで重いドラムにハードなリフとシンセの大げさなアレンジはアンのボーカルを引き立たせる訳ですが、本当にアンのボーカルは美しく説得力があって本当に素晴らしいですね。女性ロッカーNo.1 ですね!!ところが曲調に関しては売れセン狙いすぎじゃないの?っていう感じなんですよね。まあ、そのシンプルさが逆にアンのボーカルの魅力を最大限に引き出していると言う見方も出来るのですが・・・・妙にポップな感じがして・・どこかおどろおどろしたり、ジプシー風だったりするあのハート独特な感じが全く無いんですよ。ジャーニーなどに通じる産業ロックと言われるサウンドに近い気がします。
ただしかなり完成度の高いアルバムな訳で、実際世間の評価もとても高いだけのことはありますね。別バンドとしてとらえたら本当に素晴らしいと思いますが、昔からのファンにとって何故か物足りなさを感じてしまうのは、やはりオリジナルメンバーの演奏や初期の曲調が感じられないんですよね。でも、当時もそう思いながらも売れたことは素直に喜んだのを思い出しました。

1. If Looks Could Kill
2. What About Love?
3. Never
4. These Dreams
5. Wolf
6. All Eyes
7. Nobody Home
8. Nothin' at All
9. What He Don't Know
10. Shell Shock

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