主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆FUJIGEN OS-10TT???

2009年02月08日 | Guitar
現在のうたもののメインギターのFgN S PROTO は、
店においてあるときから元々なかなか良いギターだったんだけど、
手を加える事で更に実戦向きの使い勝手の良いギターになった。

フジゲンのコストパフォーマンスの良さを知ってから、いずれは
タイムレスティンバーネックのストラトを手に入れたいと思っていたんだな。

あっしのFgN OS PROTO 通称F13 も今は閉店しちゃったけど、
カスタムハウス渋谷店長だった今福さんが言うには、
「このフジゲンのボディーはバックがバスウッドで
トップがタイムレスティンバーのラウンド張りなんだよ。」
ということらしいのだが、塗装を剥がしてみたところで
見た目だけでわかるものでもないし、その確証はない。
以前ネットで調べてみたら、どうもシマムラに卸している
HISTORYブランドでそういうスペックのギターが販売されているようで、
そのパーツの流用品ということらしいのだ。

最近欄堂くんの改造の大成功に気をよくして、
さらにもう一本使えるギターを作りたいななどと思っていたのだが、
そんなときにオークションで見つけたのがこのギター

オークションではフェンダー・ジャパンか
Tokaiでいじくれる色の綺麗なローズ指板の2~3万程度の
改造のベースになる80年代のギターを物色してたんだが、
そんなときにたまたまこのギターを発見した。

ローズ指板でカラーがバーガンディミストという
願ってもないスペック!迷わず入札!
以前からバーガンディ・ミストは欲しかったんだよね。
(バーガンディはフランスのブルゴーニュ
つまりワインレッドを意味するらしいね。)
結果的には予算は倍くらいになっちゃったけど内容的には文句なしだね。
ネットで調べた感じだと数年前にカスタムハウスで発売されていた
FUJIGEN OS-10TT
というモデルのようで、定価158,000円で一時生産されていたのだが、
今は作られていない。というような素性のギターのようです。
詳細はまたじっくり分解して調べてみます。(笑)

不景気の影響かオークションの取引価格も全体的に
下がっているような気がするのでいい買い物ができた。

ギターはさすがFgNでとてもしっかり作ってある。
F13より作りはいい感じでしかも金属部のくすみは
若干あるもののかなりの美品です!


しかも、これは完全にTT(タイムレスティンバー)だもんね♪
でも、サークルフレットシステムではないんだな?
TTのネックは見た目は若干のバーズアイがあり、全体的には目の細かい詰まった感じのネックだ。
全体の重さは軽めでサウンドはヴィンテージ志向で、
フェンダーカスタムショップのNOSフェイスタレッドよりも
軽くてパワーこそ無いが枯れた感じはこっちの方が出てるかもしれないね。
リアPUにやや堅さと軽さはあるもののセンター・フロントは良いですね。
改造のベースにと思ってましたが現状でもなかなかの高評価です。

これはいい買い物でした。十分戦力になりますね!!

Timeless Timber
18世紀の中頃から1930年頃にかけアメリカのウィスコンシン州では
メープルやホワイトアッシュ、ヘムロック、バスウッド、
ウォルナット等の原木を中心とした森林伐採が盛んに行われていました。
当時五大湖の一つであるスペリオル湖ではカナダから製材工場まで
延々とそれらの原木の丸太が並べてあったそうです。その10~30%の
丸太は湖底に沈んだと言われています。そして数々あった製材工場
は乱獲による原木の不足により閉鎖に追い込まれ莫大な
丸太だけが湖底に忘れ去られました。

そして月日は流れ20世紀末…

スペリオル湖に沈没した軍艦調査をしていた探検家の
スコット・ミチェンによりこれらの忘れ去られた大量の丸太が発見されます。
所有権の法的な手続きや材木の乾燥設備などが整いようやく2000年に
これらの材木が日の目を見るようになりました。
それが『Timeless Timber(タイムレスティンバー)』
かのストラディバリウスに使われた木と同じ密度と性質を持つと
言われてるこのタイムレスティンバー。人の手が全く加えられなかった
メープルの原生林で育った原木ゆえ、日の光もあまり当たらない
厳しい環境により年輪が細かく密度の濃いメープルになりました。
今から70~250年前に伐採され樹齢200年以上に相当するこの材木。

水の中に長い間浸されていても平気なのかとゆう素朴な疑問もあると思いますが、実は木材の保存に水中はとても良い環境なんだそうです。

タイムレスティンバーに限って言えば空気中の酸素や直射日光の影響を
ほとんど受けることのない寒冷地で水温の低いスペリオル湖に沈んでいたことは、
伐採されてから百年以上経つこの材木を腐敗から守り、
なおさら良い環境だったのです。さらに水中のバクテリアが時間を掛けて
木材の不純物を食べ尽くすなどの好条件が重なり
理想的なメープル材になったんです。

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6 コメント

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おお! (やま)
2009-02-07 17:54:11
これ色も良いし鳴りもよさそうですね!
しかもサークル・フレットじゃないのが良いです。その気になれば自力でフレット交換もできるし。

ピックガード交換してS-S-Hにでもすると最高なギターになりそうですね。どう料理します?(笑)
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どうしましょうか?(笑) (主審)
2009-02-07 18:08:26
>やまさん
タイムレスティンバーのネックばらでも、新品だと8万位するんですよ。オークションにはそうそう出ませんしね。

色はオリンピック・ホワイトかCARかバーガンディ・ミストあるいはシルバーなんかが良くて探してました。

ピックガードはヴィンテージタイプのミントグリーンなんですが、
S-S-Hだったらミントにはこだわらないですね。

まだ空けてないのでわからないんですが、しばらく弾いてみてリアが硬い感じだったら、以前F13のフロントにつけていた余ってるトム・ホームズJ450(フロント用だと巻きが足りないか?)を試しにつけてみようかと思っています。
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をを (くりばやし)
2009-02-07 20:46:02
いい感じのSTですね。
おめでとうございます。

最近、FgNなBoomですかね。(笑)

私も NCST-20が馴染んできましたが、
Epiphonブランドの白のSGもFujigen製で、
なかなかいいです。
Pickupを奢ってあげようかと考えています。( ^ ^ )
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ありがとうございます! (主審)
2009-02-07 21:20:53
>くりさん
手持ちのFgNがなかなか良いのでTTものが欲しかったんですよ。かといってイージーコンポーネントでもTTを使うとかなりの額になってしまうんですよね。
ネック単体でも8万くらいしますからね。
そう思うと非常にCPが高くて満足です。
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お~~~~っ! (博士)
2009-02-08 01:15:23
おめでとうございます。

TTですか?・・・ギターはネックの占める部分が大きいとのお話もありますし~~~~バーガンディーミストの色もいい色ですよね。・・・・

今後が楽しみです~。(笑)
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博士の (主審)
2009-02-08 08:49:49
>博士
ありがとうございます!!!
はい。TTです。
そうなんですよね。
ネック重要だと認識しているのでTTには前々から興味がありまして、実はFgN F13を買う前はTTネックを使ったオーダー物かイージー・コンポ(パーツを選んで組んでもらう)を検討してました。
博士のダンカンのバーガンディーミストもいい色してましたよね。
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