ICOM社のマイクコードやスピーカーコードの劣化が激しい、という記事は以前書きました。ID-1のスピーカーコードも劣化が激しく、ショートするくらいなのでビニールテープを巻いてだましだまし使っていました。
ID-1のスピーカーは「SP-22」という型番で、中華製です。もう、あちこちでショートしてしまっているので、根本的に対策するのは、ケーブル交換しか手はありません。
裏ブタのプラスねじ4本を外すと、全面パネルが外れます。スピーカー自体は重量があり、ホシデン製が使われています。プラス・マイナスの表示がないので、あらかじめテスターで調べおくといいでしょう。(ケーブルを切断前に、芯線側とアース側を判別しておく)ケーブルクランプは、ラジオペンチで挟むと外れますが、外れにくい場合はケーブルを切断すると、簡単に取ることができます。
手持ちの適当なケーブルを使って、交換を実施します。
モノラルジャックは、もったいないのでケーブルをはんだ付けして再利用しました。自己融着テープ+ビニールテープで補強して、ショートを防ぎます。
本体のSPプラグに接続して、音が出れば完成です。
必要なもの(推奨品)
適当なケーブル、プラスドライバ(比較的先端が小さいもの)、半田ごて及び半田、ニッパ、ラジオペンチ、自己融着テープ及びビニールテープ、少しのやる気
材料費:手持ちのケーブルのため:0円 モノラルジャックは再利用
その他 修理自体は難しくありませんが、15年程度で崩壊していくプラスチックを使っているメーカーってどうなの?という疑問は残ります。中華製ということなので、こんなものかと思う反面、もう少し品質管理を厳格に行った方がいいんじゃないのと思います。他のアマチュア無線機器メーカーでも同様な事象が起こっているならば、ここまでは書きませんが、Y社・K社・A社の機器では30年経過したものも問題はありません。ID1やID880のマイクコードも崩壊しているので、近々修理を行うべく汎用部品の注文を行っています。そのうち、修理結果はブログで紹介いたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます