J1-LEAGUE 第17節
日本平スタジアム 20,300人
清水0-1浦和
得点者:阿部(24分)
スタメン
GK:都築
DF:坪井、闘莉王、堀之内、山田、相馬
MF:阿部、鈴木、ポンテ
FW:ワシントン、田中
SUB:山岸、細貝、堤、内舘、小野、永井、岡野
交代:闘莉王→細貝(42分)、田中→小野(68分)、ワシントン→永井(85分)
ははは、10年ぶりの日本平リーグ戦勝利だって。
たかだか4回くらいの参戦で、勝利に喜ぶ自分なんざ、可愛いモンですね。
とにかく、”鬼門 ”日本平での勝利、嬉しいです。
全体の動きとしては中2日のわりには良かったと思います。
長谷部が出場停止ということで、伸二をいれてくるかと思いきや、阿部ちゃんを前にしてディフェンスに堀之内を入れてきました。
はっきり言って、これ自分が描いていた希望のスタメンだったので、非常に嬉しかった。
阿部ちゃんを前で使いたい、そう思っているのは自分だけではないはず。
結果的には闘莉王の負傷交代で、ディフェンスラインに入ってしまうわけですが、このポジションチェンジもベストだったと思います。
闘莉王の交代は長袖王子(細貝・・・・笑)は、間違いないと思いましたが、ディフェンスラインの右に入って、左に坪井、センターに堀之内が無難な交代となります。
しかし、この日の交代では、細貝はボランチに入れて、阿部をディフェンスライン中央に下げました。
これがドンピシャ。
確かに堀之内が中央でも良かったのですが、阿部の視野の広さと最終ラインの統率力は対したものですね。
彼はディフェンスラインをやらせるなら、絶対に中央ですよ。
読み、高さ、柔らかさとスピードがある。
この試合、鬼門を打ち破ったのは外から来た血を持つ阿部ちゃんでしたね。
まず試合感としては、清水がよくなかったというのはあると思います。
点取り屋のチョ・ジェジンがいなかったこと、ちっさいおっさんフェルナンジーニョが、以前の怖さをまったく失っていたことですか。
それにサイドの市川ですけど、浦和戦でしか彼の生のプレイは見ていないんですけど、年々輝きがなくなるというか、元代表選手とは思えぬ技術も気持ちも見えない選手になっている気がするなぁ。
で、浦和なんですが、ワシントンは良くはなっているとは思いますが、まだ ”エースストライカー ”と言われるワシントンには戻ってはいないです。
昨年の爆発的な力は特別だったのかもしれませんが、もう少しコンディションアップというか、落ち着きと正確性が戻ってくれればと言う所。
足元のボールキープが良くないですね。まったくボールをコントロールできていない。
それでもこの試合ではポンテや達也へのいいポストプレイを見せてくれましたけどね。
ポンテは疲れているかなぁ。
動きはいいけど、ちょっとだけキレが落ちている感じがあります。
そう言う意味では次節出場停止ですし、少し休めることはいいんじゃないですかね。
達也はキレは継続しています。
前線でのプレッシャーと跳びこみと走り、どれも相手にとっては嫌なプレイヤーだと思います。
FWですから、得点が欲しいのは当たり前ですけど、彼の復帰3試合の働きは決して本人のゴールだけではないというのは誰もがわかっているものです。
ケガだけは注意ね。
サイドでは相馬の突破力は魅力ですね。
ただ、ちょっと後ろを気にしすぎて前へ出て惜しい場面で出ないことも多々ですが、アレックス張りの” 裏街道 ”も見せましたね。
開始早々のワシントンへのクロスは見事だった。
アレをどんどん見せて欲しい。
暢久もできればもっと前へ切りこんでいって欲しい。
この試合ではいつもより前線への入りこみがあったけど、前にスペースがあるときはどんどん前へいって欲しいな。
あと終盤に見せた『マルセイユルーレット』は、決して華麗までは届きませんでしたけど、見事でしたよ。
闘莉王の負傷退場で急遽出場になった長袖王子細貝は、せっかく攻撃的なアクションもできるポジションだったんですから、もっと前へ出ていっても良かったと思います。
スピードもあるし、当たりも強いので、もっと前へ、ゴールへ飛び出していくところが見たかった。
ただねぇ、ちょっと足もとのキープ力弱いかな。
すぐ後ろ向いてしまうのは、相手にプレッシャーを受けるので危ないですよ。
そして坪井でしょ。
ここ数試合の坪井のスピードと気迫は素晴らしい。
元々スピードのある選手なんだから、もっと前線へ出ても言いとは思っていましたが、根っからの守り屋なのか、なかなか前線へ上がらなくて、前にスペースがあっても周りを捜すことが多かった。
それが昨年くらいから前へ飛び出すようになり、最近ではゴール前にクロスもあげるようになった。
この試合でもいいクロス1本上げてたね、できればもう少しスピードのあるボールだといいんだけど。
潰し屋として、前の方で積極的に潰しているのがいいですね。
FWへパスが渡る前の潰しってのは、前線でこちらのチャンスに繋がることも多いので、いい流れに繋がることもあります。
で、堀之内。
個人的には堀之内のディフェンスって好きです。
正直、元々ボランチの堀之内のディフェンスって、それほど特質して上手いものではないと思うんです。
ただねぇ、彼の良さって、身を削る一生懸命さというか、身体と気迫で相手に当たるっていう献身的なプレイなんですよ。
この試合でもスピードのあるフェルナンジーニョにファウルももらう形で、献身的なディフェンスしてましたね。
前半、セットプレイの場面で、上がる闘莉王に続いて自分も前線に上がり、啓太に『 下がって俺の代わりにディフェンスしろ! 』ってな、気持ちが見える指示を出しているところは漢(おとこ)を見ました。
都築・・・・神。
他に言い様無いっす。
ちょいと最近ツヅキックの精度落ちているけど、この試合でも飛び込んでくる清水に対して巻けじと体ごと突っ込んでいってのセービングは神降臨です。
全体的な流れとしては浦和だったと思うんですけど、やはり決定力が薄い。
とにかく得点力。
中盤での試合は悪くないんですよ。
ポンテにしてもワシントンにしても達也にしてもっ中盤ではボールが持てるんですけど、前線でボールを持てない。
その辺は清水もわかっているんで、最終ラインでワシントンと達也の潰しにかかればいいわけで、中盤はそれほど使わない。
自分たちは両サイドからボールをホ織り込むことで、サイドの支配権を取ろうとする。
暢久はお疲れ気味だし、相馬はディフェンスは期待していない。
その点で、阿部ちゃんは中央だけ出なく左右に良く走っていました。
” 読み ”でことごとくインターセプトなりカットする姿は見事でした。
けど、ここ数試合の課題とも言えるラスト10分の押しこまれについては、この清水戦ではそれほどひどい感じはなかったかな。
清水が疲れている感じもあったけど、途中交代の永井と伸二のワイドな動きにキープ力、これはラストまで乗りきった大きな要因だったと思います。
さて、来週は東海シリーズラストの磐田エコパ戦。
鬼門東海シリーズは今年で終わりだ。
3試合すべていただいて、浦和には鬼門が無いことを証明しようぜ!
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