今日も仕事で遅くなったのと、疲れていたので、
三鷹駅で降りて大好きな「
Sバーミヤン」に向かう。
まだ日本で8店舗しかない、バーミヤンのカジュアル版だ。
カジュアルなので、入り口で食券を買う。
カジュアルなので、座席はカウンター。
カジュアルなので、新1000円札は使えない(なんでや?!)。
注文したのは、生ビール430円、餃子(3個)100円!、そして台湾ラーメン490円。
餃子は3個のほか、6個入りと9個入りを選択可能だ。
値段は、3個入り100円に対し、6個入り200円というのは比例的な価格体系だが、
9個入りになると290円と、比例的な体系に対して10円安くなる。
このあたりの考え抜かれた価格設定も、
かなり入念なマーケットリサーチに基づくものなのだろう。
食券を取りにきたお兄さんが、
「ラーメンは最初からお持ちしてよろしいですか?」と尋ねるので、
「あとにして下さい」と頼む。
このあたりの配慮も憎い。
って、カジュアル版にしては考えられないきめの細かさだと思いませんか!
おつまみのザーサイ、そして餃子で今日一日をしんみりと振り返りつつ、
ぐびぐびとビールを飲む。んまい!
餃子は中に白菜がしっかりとした歯ごたえを残している。
餃子はこうでなくてはいけない。
ああ、これが100円か!
3つなので1つ33.33円か、、、
などと細かいことは一切考えず、がんがん食べる。
ああ、至福。
餃子とザーサイとビールが終わった頃、お兄さんが
「そろそろラーメンをお作りしても良いですか?」と聞きにくる。
すごいなあ。
お店は結構混んでいるのに、ちゃんとこちらの食事の進捗状況を把握している。
すごいなあ。えらいなあ。できるなあ。
ビールの酔いも手伝って、ますます上機嫌になる。
そして!来ました!
今日のお題の台湾ラーメン。
透明なスープの上に、ニラがどんぶりの周囲をぐるりと囲み、きれいだ。
そして真ん中にひき肉の小山。
エレガントな配置と言えよう。
れんげの背でそっと押してひき肉をスープにひたし、
ニラとひき肉をゆっくり混ぜ合わせる。
このハーモニー♪ パーフェクトである。
そしてスープを一口すする。
んんん!こ、これは!うまい。
見た目からは想像できない辛さ。
この辛さは韓国やタイの料理の辛さとは違う、
もっと「とんがった」辛さである。
この辛さで、以前暮らしていた名古屋を急に思い出す。
名古屋は意外にも台湾ラーメンのメッカで、
おそらく最も有名なのは「
ピカイチ」という、
ドラゴンズファンのメッカであり、観光客も訪れる名店である。
ピカイチもすごくおいしかったけど、
僕が今日Sバーミヤンの台湾ラーメンを食べて味を思い出したのは、
「
味仙」(みせん)の方だ。
ここの激辛ラーメンときたら、ほんとに辛いんだぜ、みんな!
スープは透明なのに、
突き抜ける辛さが脳天にまで届いて、心地よい。
何でもこの味仙が日本における台湾ラーメン発祥の地という説もあるとか。
ピカイチとか味仙とかに、
当時の職場の仲間と大勢で足繁く通い、
ひーはー言いながら大騒ぎしたことが懐かしい。
その懐かしい辛さに、
なんとこの三鷹駅北口でいきなり出会って、本当にびっくりした。
おいしさと懐かしさで暖まって、
ほのぼのと家路についた。