通勤時、神立橋を渡る信号待ちで見かけていた
土手を散歩するおじいさんとシェルティー
車の中から見るシェルティーはもうかなりの老犬で
いつもおじいさんの後をとぼとぼと歩いていた
おじいさんの歩きについていけず、おじいさん立ち止まっては犬を待ちそんな感じの散歩であった
私も土手にはよく散歩に行くが
散歩の時間帯や同じ土手でもコースが違い、今まで出会うことはなかった
車の中からいつも、あの仔は何歳になる何て名の仔なんだろう？となんとなく気になっていて
信号待ちで、そんなおじいさんとシェルティーの散歩する姿を見ると嬉しかった
あれは夏の初めだったろうか？夕方、そのおじいさんとシェルティーが土手の散歩から帰るところを車ですれ違い
思わず、路肩に車を止めると車から降り、おじいさんのところへ・・・
いきなり いつも通勤時車の信号待ちで見かけていることなど話し
その仔は何歳になるのかお聞きししばしその仔の話を・・・
メスのシェルティーで１５歳になると・・・名前は はなちゃん
おじいさんに、私も夕方土手をよく散歩していると言うと
昔（犬が若い時）は私が歩いているコースを結構な距離散歩していたが、
今は歳とってここら辺りまでの散歩がやっとのことで・・・と少し笑みを浮かべると犬を見つめつぶやいた
春先の風の冷たい日の散歩には、犬にＴシャツを着せ
その上からビニール風呂敷（折を包む）をマントのようにして風除けしてやっていたおじいさん
その格好は不恰好ではあったものの、微笑ましくなんだか温かいものを感じた
それから、１度ほど信号待ちでおじいさんとの散歩を見かけた
そして、夏が過ぎ秋になり季節が移り変わり・・・
今も信号待ちで お天気のいい日には、
この土手でその姿を見かけたりはしないかと
土手に目をやる自分がいる
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