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SRAの共振周波数について私見

2020年01月18日 22時34分04秒 | スーパーラドアンテナ

いくらSRA本体の共振コイルを調節して共振周波数を合わせても、給電のための同軸を繋ぐと共振周波数がずれる。

これは同軸からの輻射は少ないものの、どうしても共振電流の一部が同軸に流れるためで、対策としてマッチングコイルの後に少し距離を置いてCMC1を挿入し、ここで共振電流をカットしている。

ということは、アンテナの先っぽからリグ迄みると、SRAシステムの共振周波数はCMC1までが対象になるが、SRAシステム部分で共振を合わせているので、本体のみの単体の共振周波数は、CMC1迄の同軸長の影響で目的周波数より多分に高くなっている。

SRA本体とマッチングコイルのみでリグに繋ぐ場合は、SRA本体の共振周波数と目的周波数はほぼ合致するので、インピーダンス整合だけで事足りる。但しリグもアンテナを構成してしまうので、感電の危険性は大だ。(数十Wでチリチリビリビリした経験あり、リグが破損しないか焦った)

実際は、長い同軸を使って給電するのでCMC1を入れない場合、本体からリグまでの同軸長を含めた全体で同調させる事になり、SRA本体の性能が悪化するばかりでなく、同軸を振り回したり同軸の設置ルートを変えると測定値がころころ変わって不具合なアンテナになってしまう。

 なので、SRA本体からある程度離してCMC1を挿入し、この構成は調整時も掲揚時も同じ物を使用して安定化を図る事となる。

CMC1を入れる距離がSRA本体から遠いほど同軸長の影響でSRA本体の共振周波数が目的周波数からずれる事になり、輻射のメインであるSRA本体の性能が悪化するから、距離は短いほうが良いのだが、本体直下とか短すぎるとなぜか受信感度が落ちて聞こえにくくなるので、輻射効率も悪化すると思われる。

今のところCMC1の挿入位置の丁度いい妥協点がマッチング部分から1/10波長くらい離れた所かな。(1.5/20波長だと受信感度がわずだが落ちる為)

いろいろ試してみないと分らない事だらけだ。

 

 

 

 


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