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自作リッツ線の為のヨジリ・巻き取り機の制作。

2017年02月20日 13時36分45秒 | その他の無線、電子、電気、工作実験

リッツ線とは、複数の細線を一束にした線で、それぞれの細線は絶縁されている。

昔はよく、スパイダーコイルに使用されていた。あとラジオのバーアンテナにも巻かれていて同調回路を構成している。

リッツ線は高価なので、自作しようと思い立った。

先ずは、細いUEW線を何条かにするのが一番実現性があると思い、0.2mmのUEW線を購入してきた。

 

細いなぁ・・・・。本当はもっと細い線を使うのが良いかも知れないが、これ以上細いと扱いが難しくなる。先ずは手始めに0.2mmくらいがトライするのに丁度いい。

次に、複数の線がバラバラにならないよう捩る必要がある。

電気ドリルで一気に捩ろうと考えたが、線が細いので切れやすいだろうし、各線どうしを綺麗に捩れないかも知れない。

そこで、自作の捩り・巻き取り機を作った。

巻取用のプーリーは、鉢の受け皿を背中合わせにしてねじ止めした。

 (3枚で100円)

 モーターで回転させるときに捩り用の中心をとるためにステンレス製取り付け金具をL字に折り曲げ工作しプーリーに取り付けた。

 (取り付け金具:100円)

捩り・巻取機作成で買ったのは、皿と金具とネジで300円(税抜き)。

モーターは、昔MLAアンテナを自作した際に周波数同調用に購入した減速モーターで、

24V用だが、PCの19VACアダプターで十分稼働する。

回転数は、1回転が1秒程度。

回転トルクは、手指では止められないほど強いので、捩りには十分耐える。

これを木製台に取り付けた。

   

これで、手作りリッツ線が出来るようになった。

最初は、6条撚りで10m長をモーターなしで、プーリーを手回して捩りながら巻き取ってみたが、飽きて来るのと面倒くさいので、途中で電動ドリルで試してみた。

しかし電動ドリルでは回転数の調整が難しく、更に途中で線を緩めるとキンクしてしまうので、大変な作業になる。

かろうじて線は切れなかったが、余計な時間がかかった。
完成度は、結構よく出来たと思う。
 

ゆっくり回転するモーターで捩り、捩った部分をしごきながら撚り癖を低減させて巻き取っていくのが秘訣だ。

捩る前の長い線は、くまがらないよう何かのボビンに巻いておくのが良いと思う。

 

 

 

 

 


1 コメント

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hlj (安価に作れた)
2017-02-21 06:27:33
治具作成として買って来たのは、300円分。
後は手持ちのジャンク品。
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